2024年の漢字ランキング発表
ニフティ株式会社が運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」が、2024年の漢字ランキングを発表しました。このアンケートは、小中高校生を対象に行われ、彼らが選ぶ今年の漢字が明らかになりました。結果は、最も票を集めた漢字が「楽」で、これで3年連続の1位となります。
1位は「楽」
「楽」を選ぶ理由として、多くの子どもたちが学校生活において楽しい経験をしたことや、友達が増えたことを挙げています。「クラス替えで友達がたくさんできた」「一年全体を振り返ると楽しかった」といったコメントが寄せられ、大多数の小中高校生が前向きに2023年を過ごしたことがうかがえます。
2位「災」
次にランクインしたのは「災」。この漢字は、2024年1月1日に発生した能登半島地震や、その後の台風や記録的豪雨に影響された多くの子どもたちの印象を反映しています。その影響は特に強く感じられ、自然災害に対する理解と関心が深まっていることが表れています。
3位「推」
第3位には「推」が選ばれました。この結果は、特に「推し活」に興味を持つ子どもたちに関係しており、昨年の2位からはランクダウンしたものの、多くの小中学生が「推し」を持ち、その活動にエネルギーを注いでいる様子が伺えます。「新しい推しができた」「推し活を頑張った」という意見が多数集まりました。
ランク外の漢字も興味深い
興味深いことに、ランキング外のアンケート回答にも多くの意味が込められています。パリ五輪や物価上昇に関連する「金」や、新しい内閣の発足に伴う「新」といった漢字も多く耳にしました。また、今年は悲しいニュースが続いていたため、「災」「震」「苦」といった言葉が投票され、現在の世相に対する子どもたちの感受性の高さが如実に現れています。
過去のランキングの変化
調査開始からトップ3に常に入っていた「恋」は、今回は4位に入ったことも注目に値します。世代や年齢によって、漢字の意味するものも変わってきますね。
ニフティキッズの取り組み
「ニフティキッズ」は、今後も子どもたちが安心・安全にインターネットを利用できるコンテンツの提供に努めていきます。また、大人に向けても重要な情報を発信し続けながら、より良い環境を作るための活動を続ける予定です。
アンケート実施概要
- - 期間: 2024年10月8日~11月11日
- - 調査機関: 自社調査
- - 対象: 小・中学生を中心とした「ニフティキッズ」訪問者
- - 有効回答数: 1,464件
- - 調査方法: インターネット調査
「ニフティキッズ」は2002年に開始し、主に小・中学生を対象にしてさまざまなアクセスを提供してきました。今後も子どもたちの声に耳を傾けていく姿勢を持ち続けます。