名古屋鉄道のタッチ決済実証実験が拡大へ
名古屋鉄道株式会社は、2024年10月1日より、タッチ決済に対応した改札を利用できる駅を現行の3駅から13駅に拡大すると発表しました。この試みは、従来の乗車方法に加え、新たな利便性を提供することを目的とした実証実験の一環です。複数のパートナー企業と協力し、交通機関におけるキャッシュレス決済の普及を図ります。
タッチ決済の利用方法
利用者は、タッチ決済対応のカード(クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード)や、それらが設定されたスマートフォンを持参するだけで、簡単に改札を通過できます。入場時と出場時に改札機にカードやスマートフォンをかざすだけで運賃の支払いが完了。手続きが簡便化され、スムーズな乗車が期待されます。
対象駅について
新たに追加される対象駅は以下の通りです。これにより、東岡崎駅や神宮前駅など、10駅の改札機がタッチ決済に対応します。さらに、従来の中部国際空港駅、名鉄名古屋駅、金山駅の3駅も含めて、合計13駅で利用可能となります。これにより、多くの利用者がキャッシュレスでの乗車を体験できる機会が増えます。
- 東岡崎駅
- 神宮前駅
- 国府宮駅
- 名鉄一宮駅
- 新木曽川駅
- 笠松駅
- 名鉄岐阜駅
- 犬山駅
- 知多半田駅
- 西尾駅
タッチ決済のブランドについて
利用可能な決済ブランドとしては、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、国内の銀聯が挙げられています。なお、Mastercardについても後日追加される予定があります。
決済履歴の確認方法
タッチ決済の利用者は、QUADRAC株式会社が提供する「Q-move」サイトにアクセスすることで、自身の決済履歴を確認できます。簡単な会員登録の手続きが必要ですが、これにより自分の利用状況をすぐに把握できる便利な機能です。
Q-moveサイトはこちら
タッチ決済の利点
このタッチ決済システムは、国内外で広がる国際的なセキュリティ技術を基にしており、利用者はサインや暗証番号の入力を必要とせず、非常にスムーズに支払いを行えます。コンビニ、ファストフード、飲食店をはじめ、多様な店舗での導入も進んでいるため、公共交通機関の導入はさらなる利便性を提供するものとなるでしょう。
今後の展望
名古屋鉄道におけるこのタッチ決済の導入は、地域におけるキャッシュレス化の推進だけでなく、エコノミーな観光ライフを支えるための大きなステップとなります。特にインバウンド受け入れ環境の整備にも貢献し、広がるキャッシュレス決済の波に乗ることが期待されています。今後もこの動きは全国各地で広がりを見せるでしょう。
名古屋鉄道とそのパートナー企業は、地域社会の利便性を向上させるため今後も積極的に取り組んでいきます。この機会にぜひタッチ決済を体験し、新しい乗車スタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。