メトレレプチン皮下注用11.25mgの承継について
最近、キエジ・ファーマ・ジャパン株式会社(以下、キエジ・ファーマ・ジャパン)と塩野義製薬株式会社が、メトレレプチン皮下注用11.25mg「シオノギ」の製造販売承認承継に合意しました。この承継契約により、医薬品の販売と情報提供活動はキエジ・ファーマ・ジャパンに引き継がれます。
メトレレプチンについて
こちらの製品は、脂肪萎縮症に悩む患者さんに向けて開発されたものであり、特にその薬効はレプチンの不足を補うことで、糖代謝や脂質代謝を改善する効果があります。塩野義製薬によって2013年に日本で販売が開始されて以来、多くの患者に利用されてきました。
2024年7月24日以降は、この製品の製造販売の権利がキエジ・ファーマ・ジャパンへ譲渡され、新たに「メトレレプチン皮下注用11.25mg『キエジ』」として展開される予定です。これにより、販売に対する不便がないよう、十分な準備を進めていく方針です。
脂肪萎縮症とは
脂肪萎縮症は、皮下脂肪や内臓脂肪といった脂肪組織が減少または消失する疾患で、遺伝的要因や自己免疫疾患などによって引き起こされます。この病気は、全身性と部分性に分かれ、それに伴い糖尿病や高中性脂肪血症といった代謝異常症が出ることもあります。
特に、脂肪萎縮性糖尿病は、インスリン抵抗性が強く、リスクの高い糖尿病の一つです。患者の生活の質を向上させるためには、迅速かつ適切な治療が求められます。
キエジグループについて
キエジグループは、国際的なバイオ医薬品企業であり、希少疾患や呼吸器疾患に特化した治療法を開発しています。同社は、地域社会への貢献と環境への責任を持ち、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行っています。特に、2035年までに温室効果ガスの排出量をゼロにする目標を掲げています。日本におけるキエジ・ファーマ・ジャパンは、希少疾患患者に向けた新たな治療の提供を目指しています。
今後の展望
この製造販売承認の承継によって、キエジ・ファーマ・ジャパンは患者に対して信頼性の高い医薬品を提供していくことが期待されます。医療関係者と連携し、必要な情報を適切に提供することで、患者様の健康を守る努力を続けていく所存です。詳細な情報はキエジ・ファーマの公式サイトでご確認いただけます。
キエジグループの公式サイト
キエジ・ファーマ・ジャパンの公式サイト