2025年8月22日から26日の5日間、シンガポールの伊勢丹スコッツ店で開催された『浜松フェア』が大盛況のうちに終了しました。このイベントはJapan Navi Groupが主催し、浜松市の特産品や観光資源を海外に広めることを目的としています。
イベントでは、浜松の象徴ともいえる鰻や、名物のうなぎパイ、みかんジュースなどが多数並び、来場者の大きな関心を集めました。実際、出展された鰻の2種類や、うなぎパイの3種類、みかんジュースの2種類、さらに、みかんゼリーやお茶類も含めて、当初の仕入れ量が全て完売しました。これは、浜松の特産品が現地の消費者に広く受け入れられた証拠です。
また、フェアの期間中、浜松市の中野祐介市長や市職員が現地でプレゼンを行い、特産品の魅力を直接アピールしました。市長は自ら鰻やみかんジュース、地酒、遠州織物などの特産品を紹介し、シンガポール市場への浸透を狙いました。このようなトップセールスは、浜松ブランドの認知拡大に役立つ貴重な機会となりました。
特に興味深かったのは、現地のインフルエンサー8名がこのイベントに参加し、SNSで浜松の魅力を発信した点です。彼らの影響力により、アイテムが次々と注目され、来場者が殺到しました。インフルエンサーが紹介したことによって、浜松ブランドの認知度が大幅に向上したと考えられます。
来場者の中からは、特にうなぎパイや遠州織物に感動したという声が多く寄せられました。実際に商品を手に取ってその魅力を知った人々は、その味やデザインに心を奪われた様子でした。多くの方がその場で購入するまでに至ったのです。特に、まだ広く知られていない商品の認知度を高める良い機会となりました。
次回の浜松フェアについての問い合わせも多く、浜松を訪れたいという旅行計画の相談も見受けられました。それに加え、遠州織物の雑貨に対する高い関心も伺え、「日本らしい」「かわいい」「珍しい」といった反応が返ってきました。
『浜松フェア』の後、8月23日には『HAMAMATSU JAPAN EXPERIENCE in Singapore』という招待制のイベントも行われました。このイベントには、JETROやJNTOをはじめとする政府系機関や現地の飲食店、インフルエンサーなど合計86名が参加しました。午前と午後の2部構成で実施され、両方とも参加者数が当初目標を上回るなど、非常に好評でした。
このイベントでは、浜松市の魅力を広げるために、地元企業のプレゼンテーションや、浜松市長による特産品に関する詳細な説明が行われました。さらに、間近で特産品を試食できる機会も設けられ、参加者は実際に浜松の味を体験できました。
浜名湖うなぎの商流構築がスタートし、浜松餃子の輸出も前向きに検討されています。今後も日本の地域ブランドを海外に発信することを目指し、Japan Navi Groupは地域の特産品を世界に広めるための支援を続けていきます。
浜松市のPRイベントは、地域特産品の海外展開や地方創生に向けた新たな可能性を見出す重要なステップとなったと言えるでしょう。海外市場での浜松のプレゼンスを高めていく活動は今後も続くことが期待されます。