環境価値の向上を目指すグリーンチケットと三井住友トラストの取り組み
エナーバンクが運営する「グリーンチケット」は、環境価値プラットフォームとして注目を集めています。このプラットフォームを通じて、三井住友トラスト・パナソニックファイナンス株式会社が非化石証書を取得し、実質的な再生可能エネルギー化を進めています。この取り組みは、環境問題に対する企業の責任を果たすだけでなく、持続可能な社会づくりに貢献するものです。
三井住友トラスト・パナソニックファイナンスが目指す目標
三井住友トラスト・パナソニックファイナンスは、2030年までに温室効果ガス排出量をネットゼロにするという目標を掲げています。この目標に伴い、同社は自社のエネルギー使用の実質再エネ化を実現するために「グリーンチケット」を活用することにしました。具体的には、およそ73万kWhの電力を非化石証書としてトラッキング情報とともに購入し、自社のすべての拠点における電力を100%再生可能エネルギー由来に変えることを目指しています。この結果として、約310トンのCO2排出量の削減が見込まれています。
「グリーンチケット」の機能とサービス
「グリーンチケット」は、非化石証書の購入代行サービスを提供しています。このサービスを利用するお客様の代わりに、エナーバンクがJEPX(日本電力取引所)で行われる非化石価値取引市場に参加し、FIT(フィードインタリフ)非化石証書を取得しています。このプロセスにより、顧客は電力プランの変更なしに独自に非化石証書を取得し、実質的な再生可能エネルギー化を進めることができるのです。
ここで重要なポイントは、JEPXのオークションが年に4回行われ、環境エネルギーの種類や発電設備の所在地を指定して購入が可能なことです。これにより、より細やかなニーズに応じた非化石証書の取得が実現します。
企業の概要
三井住友トラスト・パナソニックファイナンス株式会社
株式会社エナーバンク
- - 所在地: 東京都中央区日本橋2丁目1-17 丹生ビル2階
- - 設立年: 2018年7月
- - 代表取締役: 村中健一 / 佐藤丞吾
- - 事業内容: 電力オークションシステム、環境価値取引プラットフォームなど
- - URL: エナーバンク
まとめ
「グリーンチケット」は、環境に優しいエネルギーの使用を促進する重要なプラットフォームです。三井住友トラスト・パナソニックファイナンスをはじめとする企業がこのサービスを活用することで、脱炭素社会に向けた具体的な一歩を踏み出しています。このような取り組みが広がることで、持続可能な社会実現に一層近づくことが期待されます。