福岡市オフィスマーケット最新レポート、空室率が連続上昇中

福岡市オフィスマーケット最新レポート

三幸エステート株式会社が発表した最新の福岡市オフィス賃貸状況において、空室率が2ヵ月連続で上昇しています。この傾向は、特に天神エリアに見られ、大幅な上昇が記録されました。最近のデータによると、空室率は前月比で0.28ポイント上昇した4.71％となり、天神地区では1.6ポイントの上昇を示しています。

福岡市のオフィス空室率の状況

福岡市のオフィスビル空室率は、新築ビルの竣工によるものとされており、今後は契約手続き中のテナントがいくつか存在するため、これらの空室が解消される可能性があります。特に天神エリアは、再開発計画「天神ビッグバン」により新しい商業施設の供給が続いており、エリアの魅力が高まっています。

博多駅前エリアでは、募集床が限られており、需要が呉服町エリアにも広がりを見せています。この中で、各エリアの空室率が変動していることから、今後の動向が注目されています。

募集賃料の変動

一方、福岡市の募集賃料は15,438円／坪と、前回から114円下落しました。この下落は3ヵ月ぶりのもので、賃料は15,000円／坪台の半ばで推移しています。良好な立地条件の新築ビルが増える一方で、賃料が下がるという複雑な状況が続いています。

天神エリアの再開発

「ヒューリックスクエア福岡天神」のような新しいビルが天神エリアに登場し、ここには上層のホテルも開業しています。また、「ONE FUKUOKA BLDG.」もグランドオープンを迎え、これらはいずれも天神駅に直結しているため、周囲の賑わいを促進しています。福岡市は、これらの新しい施設によってインバウンドの需要も期待されており、エリア全体で活気が増しています。

今後の展望

このような動向から、福岡市のオフィスマーケットは今後も注目されます。空室率の変動や賃料に影響を与える要因を継続的に分析することで、企業のオフィス戦略に役立つ情報を提供していきたいと思います。全体として、福岡市のオフィスビル市場は、再開発と新たな需要により、さらなる進展が期待されます。

三幸エステート株式会社は、1977年に設立され、企業のオフィス戦略を多角的にサポートしています。ワークプレイスの合理化から、賃貸オフィスビルの選定、制御機能の提供に至るまで、さまざまなニーズにお応えしています。詳しい情報については、三幸エステートの公式サイトをご覧ください。