終末不安に新サービス
2025-02-19 12:01:27

震災14年を経て高齢者の終末不安を支える新サービス始動

震災14年を経て、被災地の高齢者に新たな支えを



2011年の東日本大震災から14年の月日が流れましたが、被災地の高齢者たちは未だに「終末不安」に直面しています。一般社団法人てあわせ(理事長:後藤泰彦)では、この現状を受けて、2025年4月より新たなサービスを提供することを発表しました。この動きは高齢者の孤立化が懸念される中での大きな一歩となるでしょう。

新サービスの内容



提供される新サービスは二つのプランで構成されています。まず一つ目は、生前契約プランです。このプランでは、葬儀や火葬、永代供養墓を一括で契約することができます。これにより、高齢者は自身の葬送について事前に希望を伝え、遺された家族に心配をかけることなく準備を整えることが可能です。

二つ目は、「終活窓口」の設立です。この窓口では、墓じまい、遺品整理、空き家問題など、人生の終わりに向けた相談を受け付けます。これにより、高齢者は様々な悩みに対して解決策を見出しやすくなります。

終活セミナーの開催



この新しいサービスに伴い、3月1日と2日には仙台と石巻で特別セミナーが開催されます。講師には、「いいお坊さん ひどいお坊さん」として知られる行政書士の勝桂子氏が招かれ、テーマは「震災を超えて独居高齢者の死後準備」です。また、てあわせの後藤泰彦理事長も新サービスについて説明を行います。

開催情報


  • - 仙台会場
- 日時: 3月1日(土)14:00〜16:00
- 場所: 東京エレクトロンホール宮城 4F 研修室
- 参加費: 無料(定員50名、事前予約制)

  • - 石巻会場
- 日時: 3月2日(日)14:00〜16:00
- 場所: 石巻ささえあいセンター
- 参加費: 無料(定員30名、事前予約制)

詳細はこちらのリンクをご覧ください。

背景と課題



震災から14年が経った現在、被災地では高齢化が進み、孤独死が増加していることが深刻な問題となっています。また、葬儀の簡素化が進む中で、故人との別れが軽んじられる傾向があり、伝統的な葬送文化を重んじる地域では「死後不安」が増幅しています。このような中で、心の支え合いこそが重要になっています。そもそも、震災で多くの人を失い、故郷を離れて生活する高齢者たちにとって、その支えが無いことは非常に辛い現実です。

鎮魂の桜植樹活動



また、てあわせでは震災後の平成25年に「鎮魂の桜植樹活動」を始めました。この活動は、被災者の冥福を祈るもので、千本の桜を植樹し、宮城県石巻市に「鎮魂の森」として開園しています。桜は亡くなった方を偲ぶ花でもあり、希望の象徴でもあるとされています。

このような取り組みの中で、また新たなセミナーやサービスが加わることで、被災地の高齢者たちが少しでも安心を感じられる未来へと繋がることを期待します。つながりを持って支え合うことこそ、これからの社会で求められる姿勢と言えるでしょう。

まとめ



東日本大震災は決して忘れてはいけない出来事ですが、その中から再生していくことが我々の使命でもあります。これらの新サービスを通じて、被災地で孤立する高齢者が少しでも心の支えを得て、終末不安を軽減できるよう願っています。


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会社情報

会社名
一般社団法人てあわせ
住所
一関市川崎町門崎字舘畑309
電話番号

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