新潟県胎内市の森林保全活動
新潟県胎内市において、JX石油開発の「JX中条の森づくり活動」が進行しています。この活動は、地域の森林保全を目的とし、ボランティア活動を通じて自然環境を守る取り組みです。2024年9月28日には、村松浜地区で森林保全ボランティアが行われ、地域の住民や企業の社員が参加しました。
活動の概要
本年度のボランティア活動では、合計71名の参加者が集まり、912本のクロマツの苗木を植えました。参加者には、JX石油開発の社長をはじめとする社員、その家族、そして村松浜地区の住民の方々が含まれています。地元の住民と企業が一緒に手を組むことで、地域の緑化に大きな影響をもたらしています。
JX中条の森の歴史
この「JX中条の森づくり活動」は、2011年から継続して行われており、地域の特性に応じた植栽が行われています。日本海からの強い風や塩分の影響を受ける冬の厳しい環境に対応するため、海岸沿いには塩に強いクロマツを植えることで、住民の生活を守っています。実際、1990年代以降、松くい虫の影響により周囲のアカマツ林が危機に瀕しており、これを受けて、1998年から再生活動が始まりました。
再生に向けた取り組みの一環として、社員やその家族をボランティアとして集め、毎年植栽活動を行っています。特に、2011年からは新たなボランティア活動として「JX中条の森」という名称で活動が展開され、地元の方々と連携しながら進められています。
植栽活動の進捗
これまでに約8,800本のクロマツの苗木が植えられ、さらに2016年から2018年にかけては「JX中条の森Ⅱ」として、村松浜地区にも広葉樹や追加のクロマツを植えています。2019年からは新たに「JX中条の森Ⅲ」として、さらにクロマツの苗木を追加で植栽し、保育作業に取り組んでいます。
表彰歴と地域貢献
この活動は新潟県の「にいがた森づくりサポート事業」に基づいて進行し、地域貢献に関する成果も認められ、2018年には新潟地区治山林道協会からの表彰や、農林水産省のメンテナンス活動部門での受賞も果たしています。
参加者の声
ボランティア活動には、家族連れも多く参加しており、植栽作業を通じて地域社会の一員としての意識が育まれています。JX石油開発の中原社長も参加し、地域住民と一緒に作業する姿が印象的でした。参加者全員での集合写真は、この活動の絆を深める一コマでもありました。
今後の展望
今後も、JX石油開発は森林保全活動を継続し、地域の自然環境を次世代に引き継いでいくことを目指します。環境保全や社会貢献が企業の重要な理念である中で、地域の皆さんと協力しながら、持続可能な森づくりを進めていくことでしょう。