カゴメの山口社長が「野菜先生」として登壇
カゴメ株式会社の代表取締役社長、山口聡氏が「野菜先生」として小学校の特別授業を行いました。この授業は、カゴメと特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクールによる食育プロジェクト『おいしい!野菜チャレンジ』の一環で、全国の小学校において野菜の大切さや面白さを子供たちに伝える活動です。
授業の開催と目標
このプロジェクトは2018年から始まり、野菜嫌いの子供たちを可能な限り減らし、育むことを目指しています。2024年までに494団体以上で授業が行われ、13,000名以上の子供たちが参加しました。最近では、川崎市高津区の小学校にて、3年生の生徒41名を対象に、山口社長が授業を行いました。
楽しい野菜の授業
授業では、近隣の農家が生産した新鮮な野菜を使用し、野菜の「旬」や「地産地消」といったテーマについてクイズ形式で教えました。山口社長は「このように楽しく子供たちに野菜の知識を伝えられることが嬉しいです。」と語っています。生徒たちからは、「実験が楽しかった」、「野菜が苦手だったけど、少し好きになれるかも」という声が寄せられました。
「おいしい!野菜チャレンジ」のプログラム内容
授業では、子供たちが野菜トレジャーハンターになり、野菜に関する実験やクイズに挑戦しました。
- - 旬について:各野菜の季節や特徴を学ぶ。
- - 地産地消:近くの農家から提供された野菜の意義を理解。
- - 野菜摂取目標:1日あたりの理想的な野菜摂取量について学習。
- - 浮く野菜と沈む野菜:水に浮く野菜、沈む野菜の実験を通じて、野菜の特徴を体験。
生徒たちの反応
参加した生徒たちは、実際に触れることで野菜への興味を深め、食事への意識も高めることができたようです。彼らのコメントからは、その前向きな姿勢や学びの喜びが伺えます。「興味がなかった子も興味を持ち始めた」という声もあり、教育効果が現れています。
カゴメが目指す「植育から始まる食育」
カゴメは2022年から、実際に野菜を植える経験を通じて食や自然への関心を育てる「植育から始まる食育」に取り組んでいます。生徒たちがこの授業から多くのことを学び、心が豊かに育まれることを期待しています。
今後も、カゴメは「おいしい!野菜チャレンジ」を通じて、子供たちに野菜の魅力を教え続けるとともに、食育の重要性を訴えていく方針です。若い世代が少しでも多く野菜を好きになり、健康的な食生活を送る手助けができることを願っています。