恋の短歌が詰まった一冊『恋のすべて』
作家のくどうれいんと歌人の染野太朗がコラボレーションし、恋の短歌に特化した連載が書籍『恋のすべて』として形になりました。これは『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』で公開されていた短歌の連載を元にしており、熱心なファンはもちろん、短歌初心者にも楽しめる構成となっています。特に、シンプルながらも表現豊かな短歌が魅力で、まるで映画を観ているかのように情景が浮かび上がります。
さらに、著者たちの言葉から感じられる生の息づかいが、読者を瞬時に恋の世界に引き込みます。俵万智氏が「素晴らしすぎて、恋の歌を引退しそうになった」と評するほどの作品が詰まっており、心に響くこと間違いありません。
書籍の内容とは
『恋のすべて』には、さまざまなテーマが織り交ぜられています。「ふれる」「日曜日」「クリスマス」といった日常のシーンや「海」「水族館」といったデートの場面が描かれた短歌は、誰もが共感できる恋の感情を吐露しています。これにより、様々な恋の形が読者に届けられ、忙しい日々の中でも手軽に楽しめる一冊になっています。
書き下ろし作品
また、書籍には、両著者による書き下ろしの新作も加えられており、読者を驚かせる内容となっています。30首の新作は、最終章を飾るにふさわしい重厚な仕上がりで、この本ならではの味わいを与えています。これはくどうれいんが自ら染野にコラボレーションを提案し、実現したものです。
読者へのメッセージ
「短歌集はどこから開いても大丈夫!」という声が聞こえてくるかのような、本書のアプローチは、短歌に不安を感じている人にも安心感を与えています。手に取ったその日から、読者は自分の恋愛感情を思い起こし、一首を通じて新たな気づきを得ることでしょう。
本書は、特に忙しい日常に流されやすい現代の若者にとって、心が安らぐ瞬間を提供してくれるはず。著者の思いが込められた短歌に触れて、自分自身の恋の物語を重ねてみませんか?
イベント情報
本書に関連した著者の登壇イベントも予定されています。東京と大阪でのトークショー及びサイン会が行われる予定で、詳細は後日発表されるとのこと。ファンにとっては、直接著者たちの言葉を聞ける絶好の機会とも言えるでしょう。
書誌情報
書名: 『恋のすべて』
著者: くどうれいん・染野太朗
発売日: 2025年9月19日予定
定価: 1,870円(税込)
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ISBN: 9784594101138
この機会にぜひ、『恋のすべて』を手に取って、恋の短歌の世界に浸ってみてください。