データ連携を進化させる「Reckoner」の導入事例
株式会社スリーシェイクが開発したクラウド型データ連携ツール「Reckoner」は、さまざまな業種での業務改善に寄与しています。その中でも、三和建設株式会社がこのツールを導入した事例は特に注目に値します。三和建設は1947年設立の総合建設会社で、食品工場や特殊倉庫など、高い専門性を持った施設に特化したことで知られています。
導入の背景
三和建設が「Reckoner」を導入する決断をした背景には、社内の業務フローの効率化とエラーの削減がありました。これまで同社では、注文書データを電子契約サービスに連携する処理をRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)で自動化していました。しかし、Windowsのポップアップやブラウザのアップデートによる頻発するエラーが業務の効率を落としていたのです。
特に、エラーが週に2~3回発生するため、その修正作業に30分、送信処理にさらに1~2時間を要していました。月末が近づくと件数も増え、送信に最大で5~6時間かかることもあったため、業務全体に悪影響を及ぼす要因となっていました。また、エラーが出た際には急遽人手で対応する必要があり、誤って送信するケースが起こるなど、リスクも抱えていました。
導入の成果
「Reckoner」の導入後、三和建設には目覚ましい変化が訪れました。加速度的に処理速度が向上し、最大で6時間の作業が今ではわずか15〜30分で終了するようになりました。これにより、月末に必要だったエラー対応もゼロに。人手による誤送信という新たなリスクも解消され、業務の正確性が大幅に向上しました。
このような改善は、業務全体の効率を考える際に大きな影響を及ぼすものであり、三和建設は安心して「Reckoner」を利用できる体制を整えることに成功しました。こうして業務のスピードと正確性が両立したことで、社員は本来の業務に集中できる環境を実現しました。
「Reckoner」とは
「Reckoner」は、データの集約、加工、連携を簡単に行えるクラウドサービスです。初心者でも簡単に操作できるため、コーディングの知識がなくてもスムーズに業務を進められます。多種多様なSaaSとの連携が可能で、kintoneやSalesforce、Google BigQueryなどといったサービスとのデータ連携を実現し、業務の効率化を図ります。こういった機能は特に中小企業にとって、導入コストを抑えつつ業務改善を図れる大きな利点です。
スリーシェイクの展望
株式会社スリーシェイクは、ITインフラの技術に強みを持つ企業で、2015年に設立されました。「Sreake」と呼ばれるSREコンサルティングサービスや「Securify」といったセキュリティサービスも展開しており、DX時代における技術戦略設計からデータ活用までをワンストップで提供しています。「Reckoner」の成功事例を通じて、今後もさらなるサービスの向上と多くの企業への導入実績を重ねていくことでしょう。
次世代のデータ連携を実現する「Reckoner」は、業務の未来を変えるツールとなることでしょう。