神戸の起業家支援
2025-04-17 15:04:24

神戸市が外国人起業家支援を強化、スタートアップの成長促進へ

神戸市が外国人起業家・スタートアップとともに未来を創る



神戸市では、2023年度から外国人起業家や海外スタートアップ企業への支援を強化する新たな取り組みが始まりました。Innovation Dojo Japan合同会社が運営する「Kobe Global Startup Support」は、神戸市が外国人起業家を地域に呼び込み、その定着を目指す支援策です。このプログラムは、昨年度に引き続き三期目を迎え、さらなる拡充を図っています。

具体的な支援内容と成果



令和6年度にあたる本年度、神戸市は70社を超える海外スタートアップ企業の発掘に成功しました。これは、市内企業のニーズを徹底的にヒアリングした結果に基づいています。マッチングイベントが実施され、参加企業同士で協業に向けた具体的な議論が進行中。その成果として、すでに5社以上が契約を締結したり、実証実験を実施したりするなど、形になる動きも生まれています。また、2025年の大阪・関西万博における進出も決まった企業があり、このプログラムの成果は着実に現れています。

国際的発信と企業との連携



今年度は、神戸市の魅力や支援制度を国際的に広めることに力を入れています。海外スタートアップ支援機関との共同イベントや、年間10件の海外訪問団を受け入れる予定もあるとのことです。これにより、神戸でのビジネス展開に興味を持つ企業の増加を期待しています。また、神戸市内の企業に対しても本プログラムの認知度向上を図り、受け入れ体制の整備に取り組む方針です。

業種や分野は多岐にわたる



本プログラムの主な対象者は、神戸市で法人設立を目指す外国人起業家や、海外のスタートアップ企業の経営者です。特に、ITや健康、医療・福祉、環境など、高度な技術を活用した事業が注目されています。また、既存産業の高付加価値化や社会課題解決に寄与するビジネスにも力を入れています。

Innovation Dojo Japanの役割



Innovation Dojo Japanは、このプログラムに対してさまざまなサービスを提供します。ビジネスマッチングや人材採用、資金調達の支援、そして神戸市内外の企業との連携を推進。この活動を通じて、外国人起業家が日本で事業を成長させられるよう、トータルな支援を行い、彼らの挑戦を後押ししています。

今後の展望とイベント情報



プログラムは令和8年(2026年)3月31日まで続きます。特に注目すべきイベントがいくつか予定されており、5月12日には「Discover Latvia: A Gateway to Innovation and Growth」が開催されます。ラトビアの企業の成功事例や投資機会を紹介し、スタートアップとのマッチングセッションが行われます。また、5月16日には「Kobe x Africa Initiative 2025」が行われ、アフリカ市場のポテンシャルについての基調講演やパネルディスカッションが予定されています。

この取り組みを通じて、神戸市は外国人起業家や海外スタートアップ企業にとって魅力的なビジネス拠点としての地位を確立し、京阪神地域だけでなく、日本全体への貢献を目指します。各国の革新的な技術やサービスが神戸で発展し、双方の成功へとつながる好循環を構築していくことが期待されています。

Innovation Dojo Japanの概要



Innovation Dojo Japanは、2021年に設立され、「普通の人が並外れたインパクトを与える場所」をミッションに掲げています。起業家育成やイノベーションに関する支援を行い、シドニーでの経験をもとに日本においても新たな挑戦を続けています。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください(https://innovationdojo.com.au/)。


画像1

会社情報

会社名
Innovation Dojo Japan合同会社
住所
兵庫県神戸市中央区磯上通4-1-14三宮スカイビル 120 WORKPLACE KOBE
電話番号
050-5235-0666

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。