四街道市立図書館が自治体広報AWARD2025で銀賞を受賞
千葉県四街道市の四街道市立図書館が、自治体広報AWARD2025のシティプロモーション部門で銀賞を受賞しました。このアワードは、自治体の広報活動に寄与する職員の独自の工夫や取り組みを評価するもので、受賞式は2024年3月14日に奈良県王寺町で開催されます。
AWARDの概要と目的
自治体広報AWARDは、自治体に従事する職員同士が学び合い、情報交換を促進することを目的として設立されました。その中で、特に住民との信頼関係を育むプロモーションに焦点が当てられています。全国からの応募の中から、厳正な審査を経て受賞者が選ばれます。主催は合同会社ローカスブリッジ、後援には王寺町や公益社団法人日本広報協会が名を連ねています。さらに、協賛として株式会社PR TIMESも関与しています。
齋藤久光館長の取り組み
受賞したのは、四街道市立図書館の館長、齋藤久光氏です。彼は平成13年に入庁して以来、さまざまな業務に従事し、令和5年から館長を務めています。市民参加型の施策を多数展開し、その成果が実を結びました。過去にはちばコラボ大賞や日本広報協会会長賞など、多数の賞を受ける実績も持っています。
取組みの背景と評価のポイント
近年、多くの自治体ではシティプロモーションが情報発信やイベント実施に重きを置くあまり、住民との関係が表面的なものになりがちです。そこに着目した四街道市立図書館は、単なる情報発信を超え「関係を育む営み」を意図して取り組んできました。
図書館での活動は、話題性や一過性を狙ったキャンペーンばかりではなく、以下の3つの方針を掲げて実践されています。
- - 市民が安心して関われる余地を確保すること
- - 年齢や立場を超えた対話を促す場を育てること
- - 関係性が持続する仕組みを丁寧に設計すること
こうした努力により、図書館は「利用する場所」から「関わりたい場所」、「考えたい場所」としての新たな役割を果たし始めました。図書館の活動は、単なる情報提供を超え、日常的な関わりの中で培われた信頼や関係性を価値として捉えるものであり、他の自治体職員にとっても刺激的な実践として評価されています。
具体的な取組み例
図書館では、地域包括支援センターとの連携による啓発企画、「朝飯図書館」プロジェクト、親子を対象としたボードゲーム企画、さらには障がい者施設との連携による「駅の図書館」活動など、多角的な取り組みを展開しています。
表彰式の詳細
自治体広報AWARDの表彰式は2024年3月14日(土)に行われます。式典の後には自治体広報LABオフ会(研修会)や懇親会も予定されており、地域の魅力を再確認する「王寺町まち歩き」も参加希望者向けに用意されています。
審査員からの評価
審査員は、図書館が本来の役割である本の貸し出しだけでなく、地域の人々が集う場としての重要性を証明したと評価しています。また、地域に潜在する市民活動の可能性を引き出し、地域全体の活力を生み出す好事例としての意義が強調されました。
四街道市立図書館の取り組みは、他自治体にとっても学び取るべき宝の山であり、今後の公共施設の在り方を考える上でも大きな示唆を与えるものとなるでしょう。