小中学生向け特別企画「バレエみらいシート」を開催!
近年、バレエ界の未来を担う子どもたちに向けた特別な企画「バレエみらいシート」が実施されました。このイベントは、株式会社オンワードホールディングスやチャコット株式会社、そして新国立劇場運営財団が協力して行ったもので、バレエを愛する小中学生20名が、憧れのバレエダンサーとの交流や舞台鑑賞を楽しむ絶好の機会となりました。
イベントの経緯
2024年の10月12日から11月17日まで、参加者を募るため、チャコットの代官山と新国立劇場に専用ポストが設置されました。このポストには、バレエへの情熱や憧れの気持ちを手紙にしたためて投函するスタイルで応募してもらいました。全国から120通もの素敵な手紙が届き、選ばれた20名の子どもたちがこの特別な企画に参加することができました。
「くるみ割り人形」公演鑑賞
イベントは12月28日と1月4日の二日間にわたり、新国立劇場で行われました。プログラムの初めに、バレエ団による『くるみ割り人形』の公演が上映されました。この作品は、少女クララが夢の中で繰り広げる幻想的な物語で、美しい音楽と迫力のある演技で多くの観客を魅了しています。特にこの公演は2017年に初演されたウエイン・イーグリング版で、その鮮やかでスピーディーな振付が高く評価されています。
特別な座席と休憩タイム
招待された子どもたちには「バレエみらいシート」専用のシートカバーが用意され、思い出として持ち帰ることができるようデザインされていました。公演後の休憩時間には、劇場内の売店でフィンガーフードやスイーツが楽しめるほか、特別ラウンジではクリスマス限定のミックスフルーツワッフルが提供され、子どもたちに楽しいひとときを提供しました。
憧れのダンサーとの交流
公演が終わった後、「バレエみらいシート」の参加者は「バレエみらいシート」専用スペースにて主演のダンサー、奥村康祐さんと池田理沙子さんと対面しました。彼らは舞台で着用した衣装で登場し、歓声と拍手が巻き起こりました。参加者は、それぞれの憧れのダンサーに質問をしたり、緊張しながらも交流を楽しむことができました。
参加者からの感想
イベントに参加した子どもたちは、この経験がいかに特別だったかを語ってくれました。「自分の思いを手紙に書いて、直接ダンサーと話せる機会ができて本当に嬉しかった」との声が多数寄せられました。彼らの目には夢見る瞳が輝いており、この体験を通じて、バレエへの情熱がさらに深まったことでしょう。
ダンサーからのメッセージ
奥村康祐さんは「お手紙に書かれた想いを全て読ませていただき、皆さんにお話しできて本当に幸せだった」と述べ、池田理沙子さんも「皆さんのバレエへの想いに寄り添える時間が持てたのが、とても嬉しかった」と感謝の気持ちを伝えました。
今後の展望
主催者のメッセージには、今回のイベントから得た多くの経験を基に、これからも「バレエみらいシート」の開催を続けていく意向が表明されており、次回はどのような魅力的な内容が盛り込まれるのか期待が高まります。今後もバレエ界の未来を支えるため、さらなる取り組みを行っていくことが決まっています。
この特別企画が今後も多くの子どもたちに受け入れられ、バレエを愛する心が育まれていくことを心から願っています。