大阪発!介護国際貢献
2019-05-09 16:00:14

大阪からミャンマーへ介護技術を伝える新たな国際貢献の挑戦

大阪からミャンマーへの介護技術移転の取り組み



大阪に拠点を置く医療法人桜希会は、国際的な介護業界の人材不足を解消するため、ミャンマーからの介護技術実習生を受け入れる新しい取り組みを開始しました。このプロジェクトは、単なる人材補充を目的とするものではなく、ミャンマー国への介護技術の移転を念頭に置き、3者がWIN-WINの関係を構築することを目指しています。具体的には、ミャンマーの介護実習生に対して日本と同等以上の処遇を提供し、両国の介護技術の架け橋になることを考えています。これにより、来年からは、ミャンマーからの第2期生も受け入れる計画が進行中です。

桜希会は過去数年間、ミャンマーとの連携を深めてきました。2017年から定期的にミャンマーを訪問し、日本語学校や送り出し機関を通じて、スムーズな受け入れの仕組みを整えてきました。これにより、技術実習生たちは日本の介護現場で必要とされる技能を身につけつつ、母国に帰った際にもその技術が活用されることを希望しています。

ミャンマー人材の特性と受入れの意義



ミャンマーからの介護実習生は、日本の文化に対して親和性が高いと言われています。特に信仰心が強く、責任感を持ち、困っている人を助ける姿勢は、日本人の価値観とも相性が良いとされています。桜希会はこのようなミャンマー人材に注目し、介護技術実習制度を活用した受入れを推進しています。

数年後にはミャンマーでも高齢化が進む可能性が高いとされ、その際にも日本の介護技術が役立つことを見越しているのです。この取り組みは、国際貢献だけでなく、将来的な技術移転の観点からも非常に意義深いものとなるでしょう。

今後の展開と介護教室の構想



桜希会では、今後の取り組みとして、介護実習生の定着や技術継承の体制を確立することが重要視されています。また、第2期生の受け入れ準備も進んでいます。さらに、介護技術N4レベルの取得後に入国する受講者のために、必要な介護技術を習得できる「介護教室」の運営も検討しています。これにより、実習生たちが日本に来る前から必要なスキルを身につけることができる環境作りを目指しています。

桜希会のミッションと理念



桜希会は設立から30年以上、大阪府内で複数の介護施設や医療機関を運営し続けてきました。その理念は「地域と共に安心できる医療・介護を提供し続けること」。職員が心身ともに健全に働ける環境を提供し、利用者第一のサービスを心掛けています。

このような背景の中で、桜希会はミャンマーとの連携を深め、国際貢献を果たすための新たな一歩を踏み出しました。介護技術移転の実現に向けて、今後も様々な挑戦を続けていくことでしょう。

会社情報

会社名
医療法人 桜希会
住所
大阪府大阪市都島区都島南通2-8-9
電話番号
06-6867-0866

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