観光業界に新たな風を吹き込む
株式会社ジェイキャスエアウェイズ(通称:JCAS)は、北國銀行産業振興財団が実施する「令和7年度助成事業」において、自社提案の「富山・能登広域観光共創モデル構築事業」が採択されたと発表しました。このプロジェクトは、2025年12月2日から始まるもので、地域経済の発展を目指しています。
助成事業目録の正式受領
2025年12月17日、JCASは北國銀行産業振興財団との面談を経て、正式に助成事業目録を受け取りました。この場において、北國銀行の米谷理事長からは、北陸三県における観光や産業振興の重要性について言及され、JCASの取り組みが地域において大きな期待を寄せられていることが伝えられました。
事業の具体的な内容
採択された「富山・能登広域観光共創モデル構築事業」では、以下の3つの主要な取り組みが予定されています。
1.
広域周遊ルートの形成: 富山空港を起点にして、地域の魅力を味わえる3つの周遊ルートを検討しています。空路を使うことで各地域のアクセスが良くなり、旅行者が特有の体験を得られるようになることを目指しています。
2.
体験型コンテンツの開発: 地域の特性を活かしたさまざまな体験型コンテンツを企画・検証し、旅行者に新たな魅力を提供します。地元の文化や特色を生かした体験を通じて、観光客の皆さんに感動を与えることが狙いです。
3.
多様な協力体制の構築: 自治体、地域DMO(Destination Management Organization)、事業者などとの密接な連携を図り、観光消費を喚起し、地域経済の好循環をしっかりと育てていきます。
これらの取り組みを通じてJCASは、地域と共に新しい形の観光モデルを築いていく計画です。
関係者の期待
米谷理事長は「北陸地域の持続的な発展には、産業と観光の両方を強化することが必要です。」とし、JCASの提案する新しい観光モデルの実現に期待を寄せています。また、JCASの代表取締役、梅本祐紀氏は「本プロジェクトを通じて、航空事業が新たな交流の促進につながることを目指します。」と述べ、この助成がもたらす可能性に胸を膨らませています。
企業の取り組み
ジェイキャスエアウェイズでは、「日本のローカルが、もっと活きる路を。」という理念のもと、航空運送の利便性を活用した地域密着型のサービスを展開。間もなく関西国際空港から旅行路線として富山・米子への2路線を運行し、さらにその範囲を拡大していく計画があります。この事業は単に移動手段を提供するだけでなく、地域の観光資源を広め、当地にて生まれる可能性を最大化することを目的としています。
まとめ
地域と共創し、観光産業全体を活性化する新たな取り組みを進めるジェイキャスエアウェイズ。このプロジェクトの成功が、北陸地方の未来を切り開く一助となることを期待したいところです。今後の展開から目が離せません。