中高生のためのSDGs動画コンテストが新たに開幕
若い世代の環境意識を引き出す新しい試みが始まります。株式会社朝日新聞社が、大学生主体で運営される「#SASS2025」動画コンテストの特別賞として「朝日地球会議賞」を創設しました。このコンテストは、中高生を対象にしたSDGs(持続可能な開発目標)をテーマにした動画を募集し、表彰するものです。
コンテストの目的とテーマ
今回の動画コンテストは、「SDGsを考え行動して発信する」というテーマのもと、多様な価値が共存する未来を描く作品を求めています。特に「多様性の未来」をテーマに、国籍や人種、障害の有無を超えて、さまざまな人々が共に生きる社会について考察した優れた動画を2点選定し、朝日地球会議賞を授与します。また、副賞としてAmazonギフト券やモレスキン社製のノート、モバイルファン等も用意されています。
コンテストの応募方法
応募は2023年11月1日から#SASS2025公式サイトで受け付けます。中高生たちが自身の視点でSDGsについて考え、創作した作品がどのような形で表現されるのか、期待が寄せられます。
大学生が運営する委員会
この動画コンテストは、大学生の実行委員会によって運営されており、各大学と連携しています。実行委員の学生たちは、全国の中学生や高校生がSDGsをテーマにした探究学習を支援しており、2020年度から始まったこの取り組みも今年で6回目を迎えました。2024年度には234件、735人の応募があったことからも、多くの若者がSDGsへ興味を持ち積極的に参加していることが伺えます。
アフターイベントと朝日地球会議との連携
さらに実行委員の学生たちは、10月24日に開催される朝日地球会議2025のセッション「『8がけ社会』の処方箋『つながる』と『分け合う』でひらく未来」にも参与し、ディスカッションの場を設けます。2040年には労働人口が2割減少すると予測される中、彼らが考える未来の日本社会について議論し、他の参加者とも意見交換を行う貴重な機会となります。
朝日地球会議2025の展望
朝日地球会議2025では、「持続可能性」「多様性」「国際関係・平和」「イノベーション」など多彩なサブテーマが用意されており、多様性をテーマにしたさまざまなセッションが行われます。特に、著名な専門家を招いたパネルディスカッションなども予定されています。これに参加することで、参加者自身が日々の生活の中でどのようにSDGsに取り組むことができるか、具体的なヒントを得ることができます。
参加者募集と今後のスケジュール
朝日地球会議2025のセッションは10月24日から26日の間、東京ミッドタウン八重洲カンファレンスで行われ、その後オンラインでも参加可能です。また、2023年から2026年にかけてオンデマンド視聴も可能となっており、サステナビリティに関心がある方々には見逃せないイベントとなることでしょう。
中高生、自らの視点で社会の未来を考える貴重な機会が提供されるこのコンテスト及び会議。多くの若者が参加し、積極的に行動を起こすことが期待されています。