2025年の転職活動を振り返る
株式会社マイナビが実施した「2025年に転職した600人に聞いた、今年の転職活動と仕事に関する調査」の結果が明らかになりました。この調査は、様々な年代の転職者を対象とし、彼らの転職活動の実態や感じたこと、働き方に対する満足度について探ります。
転職活動を漢字一文字で表すと「苦」
調査によると、転職活動を漢字一文字で表す際、「苦」が最も多く選ばれました。特に50代の転職者にその傾向が見られ、年代が上がるごとに「苦」という表現が増加することが分かりました。選択理由には「面接対策や書類の書き方が大変だった」といった実体験が多く共有され、使った漢字には「難」や「変」などもありました。
一方で、ポジティブな意見も数多く存在します。「ライフワークバランスが向上した」「転職が成功した」といった声が聞かれ、転職活動が自らの成長につながっていることが見受けられました。リモート面接の普及により、物理的な移動がないことで効率的に転職できたという感想もあり、転職手法の進化が良い影響を与えているようです。
仕事の自己評価は中央値70.0点
2025年における自身の職業面での評価については、全体の中央値が70.0点であることが示されました。年代別に見ると、20代は最高の75.0点を記録した一方で、40代は60.0点と最も低い評価となりました。評価が50点以下だった回答者の中には、「新しい環境で苦しんだ」との声があったものの、「理想的な職場に入れた」という嬉しい結果も含まれていました。
特に100点を与えた転職者からは、「新しい経験に挑戦できて興奮した」といった内容や、昇進などの成果に対する満足感が語られ、新たな職場での活躍の喜びが感じられました。
理想の面接官と先輩は「天海祐希」
調査では、理想の面接官及び職場の先輩に「天海祐希」が共に1位を獲得しました。年代別で見ると、若年層では別の有名人の名前が挙げられることもありましたが、満遍なく支持されている様子が伺えます。さらに、転職活動中に勇気をもらったアーティストとして「Mrs. GREEN APPLE」が1位にランクインしました。これらからは、音楽が人々のモチベーションを高めていることが明らかとなりました。
調査の総合的な評価
この調査を通じて浮かび上がったのは、転職市場が売り手優位であるにもかかわらず、特に初めて転職を試みる人や50代以上の方々にとっては、苦労が伴うことが多いという点です。その一方で、新しい業種に挑戦や職場環境の向上といったポジティブな変化も見受けられました。
理想の企業を見つけることは容易ではありませんが、その旅路を経ることで得られる成長や満足感は、転職する価値があることを示しているのではないでしょうか。マイナビ転職では、これからも転職希望者のサポートを続けていく所存です。
調査概要
- - 調査期間: 2025年11月5日(水)~11月7日(金)
- - 調査方法: WEB調査
- - 調査対象: 2025年に転職をした正社員
- - 有効回答数: 600名(20代~50代の男女各300名)
*調査結果は四捨五入のため合計が100%にならない場合があります。詳細は
こちらを参照ください。