神戸市で実施されるレスキューロボットコンテスト2025
防災意識の向上と創造的教育を目的とした「コグナビ杯レスキューロボットコンテスト2025」が、2025年8月9日(土)から10日(日)にかけて神戸市の神戸サンボーホールで開催されます。このコンテストは、災害対応におけるロボット技術の可能性を探る重要なイベントです。
競技会の概要と目的
「レスキューロボットコンテスト2025」では、参加チームが災害対応ロボット、つまりレスキューロボットを用いて、設定された災害シナリオに基づいて救助活動を行います。チームは約半年間、レスキューシステムの提案とロボットの開発に取り組み、実際に競技会に臨みます。その結果、最優秀チームにはレスキュー工学大賞が贈られます。
新しい技術とアイデアの投入
2025年の大会においては、初めて“ガス栓タスク”が導入され、ロボットによる二次災害の防止が求められます。各チームは工夫を凝らした技術を駆使して、搬送ベッドを使った安全な階段の降り方を考案します。さらに、遠隔操作が可能なロボット搭載カメラの活用も取り入れられており、選手たちの知恵と工夫が試されます。
競技日程と詳細
競技は2025年8月9日から10日に実施され、神戸市の中央区浜辺通に位置する神戸サンボーホールで行われます。全体で14チームが参加し、観覧はリアルと配信のハイブリッド形式で行われ、YouTubeLiveで競技の様子が生配信されます。ただし、アーカイブ公開はされません。
競技会に参加するチーム一覧
14チームが本選に進出しており、参加チームは大学や高専からの学生グループと社会人チームが中心です。以下は、その主な参加チームです:
- - UP-RP(大阪工業大学)
- - がんばろうKOBE(神戸市立高専)
- - MCT(松江高専)
- - QoQ(芝浦工業大学)
これらのチームはそれぞれ独自のアプローチを試み、障害物を除去しつつ要救助者の安全を確保します。
レスキューロボットコンテストの背景
このコンテストは、阪神淡路大震災を契機に始まり、救助競技を通じた防災啓発を促進しています。過去には多くの表彰も受けており、地域社会における防災意識向上に寄与してきました。参加者の中にはロボット研究者やロボコン参加の学生など多様なメンバーが集まっており、今後の活動に向けた支援も広く募っています。
このコンテストを通じて、次世代の技術者たちが育ち、防災に関する意識を高め、地域への貢献がなされることが期待されています。競技会での熱い戦いや新技術の発表に乞うご期待です!