ドローン活用の新展開
2026-03-23 14:04:47

アフリカ豚熱対策におけるドローン活用の新たな可能性

アフリカ豚熱対策におけるドローン活用の新たな可能性



アフリカ豚熱は、豚や野生イノシシに対して非常に高い致死率を持つ家畜伝染病であり、国内での発生は未確認であるものの、ヨーロッパやアジアでの感染拡大が懸念されています。特に、感染が確認された場合には農業に甚大な影響を及ぼすとともに、迅速な対応が求められます。そんな中、株式会社NTT e-Drone Technology(以下、NTTイードローン)が参加した実地演習が注目されています。

演習の背景と目的



愛知県が主導したこの実演習は、アフリカ豚熱の発生を想定して行われました。自社のセルラードローン「Skydio X10」を使用して、野生イノシシの死骸をいかに迅速に捜索し、回収するかを検証するものでした。この取り組みは、山林内での効率的な捜索体制を強化することを目的としており、特に徒歩による捜索にかかる時間、労力、安全面の課題を解決する手段として、ドローンの活用が期待されています。

演習の実施内容



実施日は2026年2月18日、愛知県瀬戸市のあいち海上の森センター及び周辺の山林において行われました。参加者には、農林水産省、東海農政局、愛知県、瀬戸市など、関連機関とともにNTTイードローンも従事し、計25名が参加しました。使用された「Skydio X10」にはサーマルカメラが搭載されており、森林環境や暗所でも安定飛行が可能で、温度差を可視化する機能があります。

検証内容



演習では、山林内に設置されたイノシシの模擬死骸を捜索しました。主な検証項目には、ドローンによる広域エリアの自動飛行での撮影、サーマル映像を用いた重点捜索エリアの再調査、発見地点の緯度・経度の記録などが含まれます。このような多角的なアプローチにより、ドローンの効果を最大限に引き出す試みがなされました。

演習結果と有効性



結果として、ドローンを活用したスクリーニングは、一定の条件下において死骸捜索の効率化に寄与することが確認されました。特にサーマルカメラの利用により、通常のカメラでは捉えられない対象の検知が可能であることが示され、広域を短時間で俯瞰できることから、地上の捜索班の動線最適化にもつながることが明らかになりました。この演習により、ドローンの持つ潜在的な能力とその応用範囲が拡大することが期待されます。

今後の展開



NTTイードローンは、防疫だけでなく鳥獣被害対策においてもドローンによる広域調査や捜索を実施し、地域と協力しながら出没状況の把握、撃退・忌避対策の支援を進めています。今後は、アフリカ豚熱対策から平常時の鳥獣害の防止まで、ドローンを駆使したより包括的なソリューションを提供し、地域の安全確保と農業の持続的発展に寄与することを目指します。

本件に関するお問い合わせは、株式会社NTT e-Drone Technologyのサービス推進部、普及部門まで、email: [email protected] お待ちしております。


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会社情報

会社名
株式会社NTT e-Drone Technology
住所
埼玉県朝霞市北原二丁目4番23号
電話番号

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