多言語対応問診サービス「MMQ for できすぎくん」発表
株式会社エバーバンクは、新たに多言語対応の問診サービス「MMQ for できすぎくん」を公式に発表し、外国人就労者のサポートにさらなる一歩を踏み出しました。このサービスは、技能実習生のために開発された「外国人材管理ソフトできすぎくん」に結びついています。実習生の書類管理に加え、通院時のスムーズな対応を可能にし、企業の業務効率化を図ることを目指しています。
背景:日本の人材不足と外国人人材の受け入れ
日本では急速に進む少子化が労働人口の減少を招き、特に技能系の業種では人材不足が深刻な問題となっています。政府はこれに対処するために、外国人材の受け入れを推進しており、「特定技能」や「技能実習」などの新たな在留資格が設けられています。これにより、日本に滞在する外国人数も増加し、多くの企業が外国人の採用を行うようになりました。
しかし、言語の壁が依然として大きな課題であり、外国人就労者やその雇用主が直面する問題の一つです。この課題を解決すべく、エバーバンクは株式会社キットプランニングとの業務提携を結び、「MMQ」を「できすぎくん」上に搭載する運びとなりました。これにより、外国人就労者の安心で安全な生活環境を整える努力がなされています。
MMQ for できすぎくんの特徴
この新サービスは、17の言語に対応したクラウドベースのWebシステムを提供します。主な特徴は以下の通りです。
1.
医療リスクの低減
特に医療現場では言葉の障壁が重大なリスクを伴います。MMQシステムは、2年間の実証実験を経て、外国人就労者と医療機関との間のコミュニケーションを支援し、医療誤診のリスクを大幅に低減する工夫が盛り込まれています。
2.
多言語問診機能
外国人就労者が病気やケガをした際、母国語で問診を行うことが可能です。問診のデータは、医療機関やサポートスタッフに迅速に伝送されるため、就労者が医療機関へ直接行くこともできます。
これにより、外国人就労者は通院時においても多言語でのサポートを受けられることになります。
未来の展開
エバーバンクは今後、「MMQ for できすぎくん」により医療面以外にも、災害時の避難誘導、地域のルール共有、周辺情報の提供など、生活環境整備に向けた新たなサービスを計画しています。技術の発展とともに、外国人就労者にとっての生活環境がさらに向上することが期待されます。
株式会社エバーバンクの紹介
エバーバンクは2015年に設立され、大阪を拠点にソフトウェア開発やシステムコンサルティングなどを手掛けています。貢献する地域社会に向けて、今後もサービスの拡充を続けていくでしょう。
公式サイト:
エバーバンク
外国人材管理ソフトできすぎくん:
できすぎくん