海洋ごみ問題の現状
海洋ごみが深刻な環境問題となっている中、全国各地で様々な活動が行われています。特に近年では、地域密着型の取り組みが成果を上げ始めています。その象徴ともいえる存在が、香川県小豆島で活動するNPO法人「クリーンオーシャンアンサンブル」です。この団体は、海洋ごみの回収とデータの可視化を通じて、多くの人々にこの問題の現状を知ってもらおうとしています。
小豆島フィッシングクラブ「Safi」とのコラボ
最近、同団体は地元の釣りクラブ「Safi」と連携し、小豆島周辺の海洋ごみの回収実績を海洋ごみマップとして公開しました。このマップは、いつ、どこで、誰が、どれだけの海洋ごみを回収したかを分かりやすく示しています。これにより、回収活動の成果が可視化され、他の地域や団体への啓発にもつながることが期待されています。
回収実績の詳細
Safiが行った小豆島周辺での回収活動では、実に多様な海洋ごみが収集されました。以下はその内訳です。
- - ペットボトル: 合計6.68 kg (詳細: 1.83 kg、0.43 kg、1.91 kg、0.90 kg、0.63 kg、0.98 kg)
- - 硬質プラスチック: 合計0.57 kg (詳細: 0.07 kg、0.17 kg、0.13 kg、0.10 kg、0.10 kg)
- - 缶: 合計1.98 kg (詳細: 0.59 kg、0.12 kg、0.26 kg、0.38 kg、0.36 kg、0.05 kg、0.22 kg)
- - ビン: 合計1.72 kg (詳細: 0.53 kg、1.19 kg)
これらのデータは、海洋ごみマップ上で簡単に確認することができ、回収の透明性が確保されています。地図の左側には回収者として「Safi」を選ぶことができ、誰でも簡単に閲覧可能です。
海洋ごみマップはこちら。
Safiの活動
「Safi」は、香川県小豆島を拠点にした釣り愛好家の集まりです。彼らは「来た時よりも美しくして帰る」というモットーのもと、釣り場の環境保全に取り組んでいます。海の恵みを大切にし、釣りの名所を未来に残すために、常に行動しています。
Safiのインスタグラムはこちら。
さらなる協力の呼びかけ
また、クリーンオーシャンアンサンブルでは、更なる取り組みのために協力をしていただける企業や団体を広く募集しています。海洋ごみのない美しい海を未来の世代に手渡すためには、皆様の力が不可欠です。寄付だけでなく、共同キャンペーンや技術提供など、様々なコラボレーションの形が可能です。
私たちは“Ensemble(アンサンブル=多くの人と協力し合う)”という理念のもと、持続可能な海洋環境の実現に向けて活動しています。ぜひとも、みなさんのご支援をお願いいたします。
寄付のお願い
寄付による支援は、海洋ごみマップの更新や回収装置の開発、清掃活動の運営費に充てられます。
寄付ページはこちら。
ボランティア参加の呼びかけ
ボランティアの参加募集も行っており、定期的なビーチクリーンや回収装置の設置点検、モニタリング調査に参加することが可能です。多様なバックグラウンドを持つ方々の参加をお待ちしております!
詳細はこちら。
情報拡散のお願い
また、SNSを通じた情報拡散も重要です。TwitterやFacebook、Instagramなどで「クリーンオーシャンアンサンブル」をフォローし、私たちの活動情報をシェアしてください。このように、海洋ごみ問題への関心を高めることがサポートになります。
SNSリンクはこちら。
最後に
皆様の小さな行動が、未来の海の姿を変える大きな力となります。共に手を携え、美しい海を未来の世代に引き渡しましょう。
団体概要
- - 団体名: 特定非営利活動法人クリーンオーシャンアンサンブル
- - 所在地: 香川県小豆郡小豆島町坂手甲985番地
- - 設立: 2020年12月10日
- - 代表理事: 江川 裕基
- - 活動内容: 海洋ごみ回収装置の開発・運用、環境教育事業など
- - URL: 公式サイトはこちら
お問い合わせ先