奈良市のDX推進
2025-05-13 16:20:57

奈良市のデジタルトランスフォーメーション推進状況を探る

奈良市のデジタルトランスフォーメーション推進状況を探る



奈良市では、全庁をあげてデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に取り組んでいます。この取り組みは、市民サービスの向上や業務の効率化を目指し、日々加速されています。市のDX進捗は「DXダッシュボード」として可視化されており、その詳細は庁内で広く共有されています。今回は、このダッシュボードを通じて奈良市のDX推進状況を詳しくご紹介します。

行政手続のオンライン化



奈良市では、コロナ禍による非接触ニーズの高まりを受けて、行政手続のオンライン化が急務とされました。令和6年度末には約84.8%にあたる918件の行政手続をオンライン化することを達成し、次年度には全ての手続きのオンライン化を目指しています。この取り組みにより、市民は窓口に行くことなく手続きを行えるようになり、大幅な利便性向上が図られています。

自治体情報システムの標準化



奈良市の自治体情報システムの標準化は、全国の中核市の平均を上回る73.6%という高い進捗率を誇ります。効率的な行政運営を実現するため、住民記録や健康管理システムの標準化を行っています。それにより、持続可能で質の高い行政サービスが提供できるよう、進み続けています。

民間人材の活用



奈良市は10年以上前から、民間からの専門人材を積極的に登用しています。これにより、CIO(最高情報統括責任者)やDX推進専門職が活躍し、各部署のDX推進リーダーと連携しながら、より効率的な業務運営を実現しています。多様な人材による組織の活性化が図られ、現在もさらなる改善が進められています。

DXツールと生成AIの活用



今年度からは、AIを活用する新たな取り組みとして「AI活用推進課」が設置されました。RPA(ロボティックプロセスオートメーション)やAI-OCRの導入が進み、業務の効率化が図られています。これに加え、生成AIの導入も進めており、業務内容に特化した新しいサービスの創出が期待されています。

今後の展望



日本全体で人口減少が進む中、奈良市でも職員数の減少は避けられない状況です。今後はDXやAIの活用を通じて、少数の職員でも質の高い行政サービスが提供できる社会を目指します。奈良市のDX推進が、他の自治体にとってもお手本となることを願い、先進的な取り組みを続けていく所存です。

市民にとって、便利で豊かな社会を実現するために、奈良市は今後もこの挑戦を続けていきます。どのようにデジタル技術が日常生活を変えていくのか、その成果にご期待ください。


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会社情報

会社名
奈良市役所
住所
奈良県奈良市二条大路南一丁目1番1号
電話番号
0742-34-1111

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