コモニーの電子チケット
2020-11-30 17:00:00
地域経済を支えるコモニーの電子チケットシステム『ほっこり太宰府倶楽部』
地域経済を支えるコモニーの電子チケットシステム『ほっこり太宰府倶楽部』
近年、キャッシュレス決済の普及が進む中、株式会社コモニーが提案した『ほっこり太宰府倶楽部』に導入されたプレミアム電子チケットが注目を集めています。このチケットは、地域の商店街や事業者の消費を喚起する新しいシステムとして機能し、地元経済の活性化に寄与することを目指しています。
プレミアム電子チケットの特徴
この『ほっこり太宰府プレミアム電子チケット』は、スマートフォンアプリ「commoney(コモニー)」を利用して、地域内の参加店舗で使える商品券です。店舗に設置されたJPQRコードを読み取るだけで簡単に決済ができます。残高がなくなるまで、購入した商品券を自由に利用できるのも大きな魅力です。
小規模事業者にも優しいシステム
このシステムの最大の特徴の一つは、地域の小規模事業者でも参加しやすい点です。商工団体や商店街が主体となることはもちろん、小規模な事業者団体も主体になれるため、地域経済にとって非常に柔軟な対応が可能です。例えば、週末だけの短期的なキャンペーンを実施したり、特定の商品やサービスに限定した利用など、用途は多岐に渡ります。これにより、ターゲットとなる消費を確実に促すことができます。
お釣りの問題も解消
また、従来の紙の商品券には「お釣りが出ない」という問題がありましたが、電子チケット化により1円単位での支払いが可能に。これにより、1000円未満の少額利用でも気軽に利用でき、消費のハードルが低下します。この利点は、特に若い世代や学生にとって大きなメリットと言えるでしょう。
キャッシュレス決済の普及
さらに、このシステムは国が推進するJPQRに対応しているため、地域内のキャッシュレス決済の普及にも貢献しています。利用者にとっても、手間のかからない決済手段を得ることができるため、利便性が向上します。
コストがかからない導入
非常に魅力的なのは、導入にあたってのコストがほとんどかからない点です。このシステムは使用後の決済額に対する数%の手数料のみで、導入時に初期費用が発生することはありません。使いたいときに必要なコストがかかるため、導入企業にとってもリスクが少ないのです。
今後の展開
コモニーは地域の商工団体や行政と連携し、さまざまな商品券事業にこのシステムを展開することを計画しています。また、贈答品として利用できる電子商品券や、従業員の福利厚生目的での飲食店向け電子食事補助券の販売にも乗り出し、より多くの企業が電子チケットを利用できる場を提供する意向です。地域振興とキャッシュレス化を同時に進めることで、持続可能なビジネスモデルを構築することを目指しています。
企業情報
株式会社コモニーは2017年に福岡市博多区に設立されたフィンテック企業で、安全かつシンプルな決済システムを開発しています。「commoney」は、クレジットカードやデビットカード、電子マネーと連携できる電子チケットサービスとして、ビジネスモデル特許も取得済みです。
地域経済に革命をもたらすこの電子チケットシステム。今後の成長にぜひ注目したいところです。
会社情報
- 会社名
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株式会社コモニー
- 住所
- 福岡県福岡市博多区東光2-8-32高光第2ビル3F
- 電話番号
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