農業者が集う気候変動イベント、東京大学で開催
2025年8月6日(水)に、東京大学の弥生講堂で「気候変動と食と農」に関する交流イベントが開催されます。このイベントは、持続可能な食と農の実現を目指す「みどりGXラボ」が主催し、農業者や自治体、企業、消費者など多様な参加者が集まります。
イベントの背景
近年、気候変動は農業に対して多大な影響を及ぼしています。高温による作物の品質低下や収穫量の減少、自然災害の頻発、病害虫の大発生などがその一因です。こうした問題に立ち向かうため、多様な主体が協力し合った取り組みが必要とされています。
詳細な開催情報
この交流イベントでは、参加者が気候変動に対する対応策を模索します。参加は無料で、会場に直接来ることもできますし、オンラインでの参加も可能です。特に気象予報士の井田寛子さんが「いま求められる気候変動対策」と題して記念講演を行います。彼女は気候変動問題に積極的に取り組んでおり、講演では実際の取り組みや今後の方針について話してくれます。
パネルディスカッション
また、農業者やJA(農業協同組合)によるパネルディスカッションも行われ、気候変動の影響を踏まえた現場の声が共有されます。パネリストたちは営農型太陽光発電の推進や、環境に配慮した農業の実践について語る予定です。
参加方法
参加希望者は、専用ページから申し込みが可能ですが、会場参加の締切は8月1日(金)正午、オンライン参加の締切は8月5日(火)正午です。懇親会も予定されており、皆での交流を深める機会も用意されています。
みどりGXラボの設立
「みどりGXラボ」は、2024年7月に設立されたコンソーシアムで、農業の環境負荷低減や脱炭素化に向けた取り組みを推進しています。このラボは、農家や農業団体、また企業や自治体、学生など様々な主体が参加し、持続可能な食と農を普及するための活動を行っています。
本イベントは、これらの問題を解決するための重要な機会であり、農業の未来を考えるための貴重なセッションとなることが期待されます。ぜひ、多くの方の参加をお待ちしています。