鹿児島で子どもたちの音楽活動を支えるクラウドファンディング開始
鹿児島市鴨池地区を拠点に活動する「カモカル(鴨池カルチャークラブ)」が、新たに非営利型一般社団法人への法人化および活動拠点の整備を目指しいてることを発表しました。これに伴い、クラウドファンディングを開始し、地域の子どもたちの音楽・文化活動を持続的に支える基盤を築こうとしています。今回の目標金額は60万円。これには法人設立に必要な費用や事務所、楽器の保管スペース、楽器の修繕、広報にかかる費用が含まれています。
音楽の場が失われつつある現実
鹿児島は、薩摩藩伝習生軍楽隊をルーツとする「日本の吹奏楽のまち」として知られています。しかし、現代の鹿児島では少子化や楽器価格の高騰、教員の働き方改革に伴う部活動の縮小など、さまざまな要因が重なり、小中学校における吹奏楽や金管バンドの運営が困難になっています。音楽を学びたい子どもたちの場そのものが失われつつある現状は大きな問題です。
カモカルの主な取り組み
現在、鴨池小学校を中心に、約30名の中学生や近隣学校の児童が参加しているカモカルでは、以下の活動を行っています。
- - 小中学生向けの音楽教室(管楽器・打楽器指導)
- - 吹奏楽部の講師派遣
- - 吹奏楽部のない学校への設立支援
- - 家庭の休眠楽器を再育するリユース
- - 病院や福祉施設、地域イベントでの演奏
- - 卓球教室の運営
- - 地域事業者と連携した物販事業
子どもたちは演奏技術だけでなく、人前で表現する力や継続の大切さ、他者を感動させる体験を重ねて成長しています。地域の病院や福祉施設での演奏では、聴く人々の心を打つこともあり、子どもたちが「自分たちの音楽が誰かの力になる」という貴重な経験を得ています。
慈愛会の全面支援
この活動には、公益財団法人慈愛会様の全面的な支援が寄せられています。具体的には、練習場所の提供や病院、関連施設での演奏機会の創出、事務所兼楽器保管拠点の賃料を半額負担する計画です。このように地域医療法人と子どもたちの文化活動が連携することにより、地域支援の新たなモデルが誕生する可能性があります。
故鴨池校区のリーダーの想い
本活動の根底には、故・鴨池校区コミュニティ協議会の会長の思いがあります。彼はカモカル音楽教室の基盤を築いた人物であり、「地域全体で子どもを育てる環境を作ること」の重要性を訴え続けました。その志は現在の活動に受け継がれており、持続可能な文化活動を地域に根付かせることを目指しています。
クラウドファンディングの詳細
今回のクラウドファンディングは、非営利型一般社団法人の設立、事務所兼楽器保管拠点の整備、休眠楽器のリペアなどを行うために必要な資金を調達するものです。具体的な資金の用途は以下の通りです。
- - 法人設立費用:約20万円
- - 拠点整備費用:約20万円
- - 広報費:約2万円
- - 予備費(楽器の修繕等):約10万円
詳細は
こちらのリンクから見ることができます。
今後の展望
法人化後は、以下の取り組みを予定しています。
1. 各学校の休眠楽器再生プロジェクト
2. 吹奏楽部がない学校への設立支援
3. 合宿型音楽イベント「鹿児島ミュージックキャンプ」の開催
4. 自立型収益モデルの構築(物販・教室事業・広告連携)
これらを通じて、地域における吹奏楽部の持続可能なモデルケースを築くことを目指します。さらに将来的には地域楽団の設立や音楽療育型施設の創設も視野に入れています。音楽を学んだ子どもたちが、そのスキルを活かせる場所をできる限り多く作り出していくことが、私たちの願いです。
代表のコメント
「子どもたちの音楽の場をなくすのではなく、地域と共に育てていく仕組みを作りたいと考えています。広告代理店で培った経験を活かし、寄付に依存しない自立運営モデルを構築します。鴨池・鹿児島地域の子どもたちの未来を、地域で支える挑戦です。」
取材のお願い
現在進行中のクラウドファンディングについて、ぜひ取材をご検討いただければ幸いです。興味をお持ちいただいた方は、以下の連絡先までお願いいたします。