新アプリ「DF Walker」
2024-08-20 10:52:11

森林現地調査を効率化するアプリ「DF Walker」が登場

無料アプリ「DF Walker」で森林現地調査が変わる



森の中での現地調査をサポートする新たなツール「DF Walker」が、DeepForest Technologies株式会社によってリリースされました。このアプリは、主にAndroidデバイス向けに開発されており、GPS機能を駆使してGISデータを表示することができます。これにより、現場でのデータ収集が格段に効率化されることを目指しています。

DF Walkerの特徴


「DF Walker」は、GISデータをスマホやタブレットの画面上に重ね合わせて表示できる便利なアプリです。具体的には、オルソ画像やポリゴンファイルを視覚化することで、ユーザーは自分の位置情報を確認しながら、森林の状態を的確に把握できるようになります。この機能はドローンデータとの連携にも対応しており、より高度な現地調査を支援します。

ポリゴン描画機能の利便性


アプリの特筆すべき機能の一つは、ポリゴン描画機能です。これは、ユーザーが画面上で樹木に関連するポリゴンを描画できる機能で、樹種や樹高、胸高直径などの属性情報を記録することが可能です。こうして作成されたデータは、位置情報付きファイルとして保存され、DeepForest社のクラウドサーバーに保管。PCからもアクセスできるため、作業の効率が向上します。

DF Scannerとの連携


さらに「DF Walker」は、同社の販売する森林解析ソフト「DF Scanner」との連携が利用可能です。この組み合わせにより、事前に解析した樹種やサイズ、病虫害の状況を査定しながら現地調査を行うことができます。また、現地で収集したデータをAI学習の教師データとして活用し、今後の解析精度の向上に寄与します。これまで現地調査データとGISデータを統合することは簡単ではありませんでしたが、DF Walkerの登場によりそのハードルが大きく下がるでしょう。

オフライン環境でも活用可能


DF WalkerはGoogle Playストアで無料ダウンロードが可能です。ユーザーはDFアカウントを作成することで、アプリのデータ連携機能を利用することができます。特筆すべきは、アプリのマップ機能が電波の届かないオフライン環境でも使用できる点です。ただし、データの連携にはインターネット環境が必須です。現在はAndroid版のみがリリースされていますが、今後iOS版も開発予定とのことです。

まとめ


DeepForest Technologiesの「DF Walker」は、森林現地調査を手助けする強力なツールです。GISデータの利用、ポリゴン描画、DF Scannerとの連携など、さまざまな機能が備わっており、森林調査の効率化を実現しています。技術の進歩により、現地調査がこれまで以上に簡単かつ精度良く行える未来が待っています。興味のある方は、ぜひGoogle Playからダウンロードしてみてください。


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会社情報

会社名
DeepForest Technologies 株式会社
住所
京都市左京区吉田本町36番地1京都大学国際科学イノベーション棟
電話番号

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