「なにわふぉんと」のポストカード、住友生命が採用
大阪に拠点を置く「なにわふぉんと」のデザインが、住友生命保険相互会社の大阪総括部及びその傘下の3支社で用いるポストカードとして採用されました。この贈呈式は2023年11月28日(木)に行われ、ポストカードは12月より配布が開始されます。これは「なにわふぉんと」にとって初の企業採用であり、特別な一歩となります。
贈呈式の模様
贈呈式は住友生命北浜ビル内で開催され、各支社長にもポストカードが配られました。その際、ライプハウスの大澤社長がポストカードの原画を持参し、アートの背後にあるストーリーや制作過程について語りました。今回のコラボレーションは、障がい者アートや地域密着のご当地フォントへの理解を深める機会にもなりました。
住友生命からのメッセージ
住友生命の上席執行役員兼大阪総括部長・早川様は、今回の提携において「素晴らしいポストカードを多くの方々に届けることで、大阪を元気にし、この活動の啓発にも寄与したい」と述べました。会社の活動を通じて地域活性化を目指す姿勢が伺えます。
ライプハウスの思い
一方、ライプハウスの代表取締役・大澤様は「なにわふぉんと」の活動が障がい者のクリエイティブな職業機会を拡大する可能性を秘めていると強調し、「この度の採用は画期的であり、とても励みになる出来事です」とのことです。障がい者アーティストの活動を支援し、さらなる職域拡大につなげる取り組みを評価されています。
「なにわふぉんと」とは
「なにわふぉんと」は、大阪を拠点に活動するアートプロジェクトで、障がい者アーティストや支援施設、デザイナーが協力し、独自のフォントとパターンを作り出します。このプロジェクトは全国に広がる16の拠点から成り立ち、大阪を代表するご当地フォントを提供します。アーティストによって創作された作品は、企業や公共機関と連携し、販売利益はアーティストに還元される仕組みです。
障がい者アートの重要性
この取り組みは、障がいを持つ方と健常者の接点を増やすことを目指しており、持続可能な事業モデルを通じて福祉へも還元していく姿勢が評価されています。「なにわふぉんと」は、作品を広めるだけでなく、困難を抱えるクリエイターに新たな可能性を提供し続けています。
最後に
「なにわふぉんと」が生み出すアートは、大阪から全国へ希望の光を送り届けるものです。このポストカードは、その象徴的な役割を担っています。今後も地域社会に根ざした活動が期待されます。