介護現場の負担軽減へ!見守り介護ロボットと排泄センサーが連携
株式会社バイオシルバーと株式会社abaは、両社の製品である見守り介護ロボット『aams(アアムス)』と排泄センサー『Helppad2(ヘルプパッド2)』のシステム連携を開始することを発表しました。7月上旬より、両製品のモニター表示連携が順次開始されます。
近年、深刻化する介護業界の人手不足問題に対して、ICTや介護ロボットなど技術を活用した解決策が期待されています。厚生労働省も、介護テクノロジー導入支援事業を中心としたDX支援補助金関連予算の対象拡大を検討しており、介護現場における技術革新への期待は高まっています。
バイオシルバーとabaは、今回の連携によって、介護現場のさらなる業務効率改善とサービス向上に貢献することを目指しています。
『aams』と『Helppad2』とは?
見守り介護ロボット『aams』は、ベッドマットレスの下に設置する非接触・非拘束・非侵襲のセンサーマットです。利用者の心拍・呼吸・体動・睡眠の状態をリアルタイムでセンシングし、サーバーを介してパソコンやタブレット端末などに情報を送信します。介護記録システムやナースコールとの連携も可能です。
排泄センサー『Helppad2』は、ベッドに敷くシート型のセンサーで、排泄のにおいに反応して便と尿を検知します。パソコンやスマートフォン、タブレットに通知が届き、おむつを開けずに排泄が確認できるため、介護する方とされる方の負担軽減につながります。
連携によるメリット
今回のシステム連携により、これまでそれぞれの製品ごとに管理画面を表示させる端末が必要だったのが、1画面で利用者動作表示が可能になりました。これにより、介護現場での情報共有がスムーズになり、より効率的なケアの実施が可能になります。
今後の展望
バイオシルバーとabaは、今後もテクノロジーを活用することで、介護現場への貢献を続けていくことを表明しています。両社の連携は、高齢化社会における介護現場の課題解決に大きく貢献するものと期待されます。