『Androidアプリのセキュア設計・セキュアコーディングガイド』の最新版が登場
一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)から、Androidアプリの開発者必見のガイドラインが改訂されました。2025年1月29日版として公開されたこのガイドは、セキュアなアプリケーション開発を行うためのノウハウを集約しています。
重要な改訂ポイント
2025年版では、主に以下の内容が新たに追加・見直しされています。
- - Intent Filter機能の拡張
- - Intentのセキュリティ強化
- - コンテンツURIの権限管理
- - Android 10以上のストレージアクセス
- - 画面録画の検出
- - 認証情報マネージャーの統合
これらの更新により、特にAndroid 15における新機能が注目されています。プライベートスペース新機能や、画面録画検出機能は、ユーザーのプライバシーを強化する設計がされています。また、開発者が知っておくべきセキュリティルールやベストプラクティスについても、具体的なサンプルコードが用意されており、実際の開発に役立つ情報が詰まっています。
使いやすさを追求した構成
本ガイドの特徴は、開発者の視点で構成されている点です。情報が整理されており、実践的に「使える」内容が提供されています。忙しい開発者のために、サンプルコードを利用しやすくする工夫がなされています。さらに、サンプルコードは「Apache License 2」のもとで商用利用が可能であり、幅広い開発現場で活用できます。
セキュリティに対する取り組み
JSSECは、スマートフォンのセキュリティ向上を目指して設立された団体です。設立当初から、個人およびビジネス分野におけるセキュリティの課題に取り組んでおり、今後もクラウドやIoTなどの新たな技術に対して安全な普及活動を行うことを目指しています。ユーザーが安心して技術を利用できる社会を実現するため、継続的な情報提供とノウハウの共有を行っていきます。
参考リンク
このガイドを活用し、安全で信頼性の高いAndroidアプリの開発を進めていきましょう。