愛知県犬山市で、広域防災拠点型商業施設(ショッピングモールやシネマコンプレックスなど)の誘致を目指す署名活動が始まりました。この活動は、「犬山活性化を願う会」によって推進されており、既に対象地域の地権者のうち3分の2以上が賛同を示しています。
計画されているのは、犬山エッソSS店の北西に広がる約34ヘクタールの農地です。このエリアには、地域の特産物を取り扱うショッピングモールや、広域の人々に使用してもらえるシネマコンプレックス、さらに地域住民のリラクゼーションの場でもある温浴施設が予定されています。また、コミュニティバスターミナルや、災害時に避難所として利用される場所など、公共インフラとしての役割も果たすことが期待されています。
しかし、開発にはいくつかの課題があります。現状、計画地は農地として市街化調整区域にあるため、開発には市街化区域への編入手続きが必要です。この編入には、市が総合計画と都市計画マスタープランに計画を反映させることが必須ですが、犬山市の市長はこの計画に対して消極的な姿勢を示しています。市長の田中志典氏は、「仮に市街化区域に編入しても、完成・開業には7、8年かかる。しかしその先は予測困難で、事業者が撤退するリスクも否定できない」と述べています。
一方で、現在開発に関心を示している民間事業者は、交通インフラや下水道など、通常は行政が負担すべきインフラ整備の費用を全額負担する意向を示しています。これにより、犬山市にとっては人材の流入や雇用の創出、税収の増加につながると考えられています。
市議会でも賛同の声が多く、新しい市長候補者がこの地域の開発に積極的な姿勢を示しているため、11月30日に予定されている犬山市長選挙がこの計画の実現へ大きく影響する可能性があります。
署名活動の方法としては、インターネットを通じた署名が行われており、署名ページは以下でご覧いただけます。
署名ページ
また、犬山市にある「本町茶寮」でも署名を受け付けています。住所は愛知県犬山市犬山東古券673で、電話番号は050-5885-0478です。施設の詳細は
こちらからご確認いただけます。
地域活性化を願うこの活動に参加し、より良い未来を犬山市にもたらしましょう!