ULSグループとDevin
2025-12-24 10:56:51

札幌市基幹システム標準化にDevinを活用したULSグループの新たな挑戦

札幌市基幹システム標準化に向けたULSグループの取り組み



ULSグループの傘下に位置するULSコンサルティングは、札幌市で進行中の基幹システムの標準化プロジェクトにおいて、自律型AI「Devin」の導入を進めています。このプロジェクトは、札幌総合情報センター株式会社(SNET)が推進するもので、同社は1988年に設立された情報システム企業であり、国や札幌市、地元企業による共同出資によって成り立っています。

SNETは、札幌市の基幹系情報システムの運営を担っており、その標準化が求められています。この標準化対象には、住民基本台帳、税、保険、福祉などの情報システムが含まれ、合計で20ものシステムが対象となっています。これに対応するため、SNETは期限の2027年までにプロジェクトを完了させる必要があります。

このような背景の中でSNETは、開発効率を上げるための方法を模索し、ULSコンサルティングに相談をした結果、「Devin」の導入が決定しました。

Devinの導入による効率化



ULSコンサルティングが提案した「Devin」は、自律型AIソフトウェアエンジニアです。このAIを利用することで、Javaのバージョンアップ対応やOSSライブラリの差し替えといった技術的なタスクを自動化し、これによりエンジニアはより専門的な業務に集中できる環境を整えることができるのです。

SNETは2025年のパイロット開発を経て、約150万ステップを超えるテストコードの修正を行い、その工数を従来の200人月から50人月にまで短縮したことが報告されています。この成果はプロジェクトの効率化に大きく寄与するもので、今後の基幹システム標準化の進展に大きな期待が寄せられます。

今後の展望



現在、Devinの活用はテストコードの修正だけに留まりません。ブラウザ変更に伴うユーザーインタフェースの改修や、アプリケーションの書き換え、さらにコンテナ化対応といった新たな作業にも取り組んでおり、引き続きその適用範囲を広げています。特に、テストコードの修正に関しては、SNETの渡邊雅史氏が「Devinが最適解を導き出してくれ、その成果には想像以上の効果があった」と高く評価しています。

このように、ULSコンサルティングは札幌市の基幹システム標準化プロジェクトを支え、Devinを最大限に活用する方針です。今後もその成果を検証しながら、SNETとの協力を深め、プロジェクトの確実な進行を目指していくとのことです。ULSグループのこの新たな挑戦は、今後ますます注目されることでしょう。


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会社情報

会社名
ULSコンサルティング株式会社
住所
東京都中央区晴海一丁目8番10号晴海アイランドトリトンスクエアオフィスタワーX棟14階
電話番号
03-6220-1400

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