誤飲防止強化
2014-05-26 17:39:48
ファイザーが誤認防止を強化!「ノルバスク」錠に新フォントを採用
ファイザーが新たに施策を導入
ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:梅田一郎)は、持続性カルシウム拮抗薬「ノルバスクⓇ錠2.5mg/5mg/10mg」の新製品を6月から順次出荷開始することを発表しました。この新錠剤では、製品名と用量が両面に印字されており、誤飲や取り違えを防ぐ工夫が施されています。
ノルバスクとは
アムロジピンという一般名で知られる「ノルバスク」は、高血圧症や狭心症の治療に用いられる薬で、1993年の日本での発売以来、多くの患者に処方されています。その持続的な臨床効果は数多くのエビデンスに裏付けられており、降圧治療の第一選択薬の一つとして広く利用されています。
誤認防止のための新デザイン
新たに導入される「つたわるフォント」は、誤認を防ぎ、可読性を高めるために開発された指定フォントです。この書体は、類似した文字や数字を見分けやすくするため、特に高齢者や視力に不安のある方にとって非常に有用です。今回、製品名と用量をこの新フォントで両面印字することで、患者さんが自分の服用薬を確実に認識できるように配慮されています。
医療関係者への配慮
ファイザーは、医療関係者を対象とした独自の医療安全への取り組みも進めています。ノルバスク錠では、PTPシートにもつたわるフォントを使用し、薬剤の説明や患者向けのWEBサイトへのリンクを分かりやすく表記しています。また、複数規格が存在する製品の取り違えを避けるため、パッケージには上下を示す記号(▲▼)を追加しています。
持続する安全性への取り組み
ファイザーは医薬品の製造から品質、安全性までを厳密に管理するための基準を持っており、これは新薬やエスタブリッシュ医薬品に関係なく一貫しています。その基準に基づき、今後もノルバスクを含む医薬品を安全に提供し、日本の医療に貢献していく姿勢を示しています。
つたわるフォントについて
「つたわるフォント」は慶應義塾大学と博報堂、株式会社タイプバンクの共同開発によるもので、視認性の向上を目的としています。このフォントは、ぼやけた状態や低いコントラストの状況下でも、容易に読み取ることができるため、誤認防止が期待されます。
結論
今回の取り組みは、患者さんや医療関係者の安全性をさらに高めるものであり、ファイザーの製品に対する責任感を強く表現しています。医薬品の使用にあたっての可読性改善は、特に多くの療養を必要とする患者にとって非常に重要な意味を持つため、今後の動向に目を向けながら見守っていきたいところです。
会社情報
- 会社名
-
ファイザー株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区代々木3-22-7新宿文化クイントビル
- 電話番号
-
03-5309-7000