生成AI大賞2024のファイナリスト8組が決定
生成AIの進化を促進する「生成AI大賞2024」の応募総数が139件に達し、その中からファイナリストとして選ばれた8組の取り組みが注目を集めています。その内容は多岐にわたり、業界の枠を超えたイノベーションの兆しを感じさせます。
ファイナリストの取り組み
1.
NECビジネスインテリジェンス株式会社
タイトル: 「生成AIで挑む!10年積み残された課題(業務標準化)解決に向けた取り組み」
NECは、生成AIを活用することで、長年解決されていなかった業務標準化の課題に取り組んでいます。
2.
株式会社セブン&アイ・ホールディングス
タイトル: 「生成AI+RPAで販促メールの制作工数を年間約1万時間削減」
こちらは生成AIとRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を組み合わせ、販促メールの制作時間を大幅に削減する試みです。
3.
タイルライフ株式会社
タイトル: 「『タイルAI』による建材選定アシスタント」
建材選びにおいて新しいパートナーとなる『タイルAI』を活用し、顧客のニーズに応じた選択をサポートします。
4.
千代田区立九段中等教育学校
タイトル: 「教育活動を充実させるための学校用にカスタマイズした独自生成AIシステムの開発」
学校教育を支えるために、独自の生成AIシステムを開発し、教育活動の充実を図っています。
5.
名古屋鉄道株式会社
タイトル: 「名古屋鉄道グループにおける、3レイヤーでの生成AI活用プロジェクト」
名古屋鉄道は、グループ全体で生成AIを活用することによって業務の効率化を目指すプロジェクトを実施中です。
6.
弁護士ドットコム株式会社
タイトル: 「誰でも法律相談ができる社会へ。生成AIを活用した「AI法律相談チャットサービス」。」
法律相談の敷居を下げるため、生成AIを用いたチャットサービスを提供しています。
7.
ユビー株式会社
タイトル: 「生成AIが実現する、人的資本最大化による病院経営支援ソリューション」
医療分野においても生成AIを活用し、人的資本を最大化する支援を行っています。
8.
ライオン株式会社
タイトル: 「生成AIの民主化~誰もが生成AIを活用し、未来を拓く新しい仕事の形へ~」
生成AIを広く普及させることによって、誰もが活用できる未来の仕事の形を創造する取り組みです。
表彰式の概要
このファイナリストたちは、2024年12月18日に虎ノ門ヒルズフォーラムで行われる最終審査・表彰式で競演します。イベントは、一般社団法人Generative AI Japanが主催し、業界の有識者によるパネルトークやファイナリストの発表を予定しています。
イベント詳細
- - 日時: 2024年12月18日 16:20~18:20
- - 会場: 虎ノ門ヒルズフォーラム
- - 主要内容: ファイナリストによる発表と質疑応答、その後の受賞式など。
生成AIの重要性
審査委員長の宮田裕章氏は、生成AIが今後の労働力不足において不可欠な存在になると指摘しています。特に日本では、DXの遅れがささやかれる中、生成AIを通じて新たな価値創造を目指す取り組みが重要です。
日本各地で実施される「生成AI大賞」を通じて、様々な課題解決の知見が共有され、さらなる発展が期待されます。
このような取り組みが日本の進化につながることを願いつつ、今後の展開に注目していきたいと思います。