瀬戸内国際芸術祭2025の新たな試み
2025年に開催される「瀬戸内国際芸術祭」に向けて、三菱地所株式会社は、芸術祭実行委員会と協力し、特別なプロジェクトをスタートさせました。意欲的なのは、アーティストの五十嵐靖晃氏が指導する「そらあみを編もう」というワークショップです。このワークショップでは、参加者が実際に漁網を編む体験を通じて、アート作品の制作に関わることができます。東京の丸ビルで開催されるこのイベントは、作品が高松港で展示されることを目指しています。
詳細と日程
このワークショップは、2025年7月19日から21日の3日間にわたって開催されます。場所は東京都千代田区の丸ビル1階「マルキューブ」で、参加にあたっての予約や参加費は不要です。高松港プロジェクトとして展開されるこの活動は、地域の漁業や文化を反映した作品作りを通じて、参加者同士の絆を深める機会にもなります。
日時:
- - 2025年7月19日(土)・20日(日)・21日(祝)
- - 各日11:00-17:00
そらあみについて
「そらあみ」は、五十嵐靖晃氏が導入した独自のアートプロジェクトで、地元漁師や地域の方々と協力しながら漁網を作り上げます。これまでのワークショップでは、瀬戸内地域の島々において、地元の素材や技術を活かした網が完成されてきました。そして、編まれた網は、高松港で行われる作品展示へと繋がっていきます。
トークセッションの開催
ワークショップの期間中には、アートや地域の魅力に関するトークセッションも行われます。
- - 7月19日(土) 13:00-14:00:「瀬戸内・瀬戸芸の魅力」
- - 7月20日(日) 13:00-14:00:「豊島・島キッチン」
- - 7月21日(祝) 13:00-14:00:「さぬき市・東かがわ市の魅力」
これらのセッションを通じて、地域の人々との繋がりを感じながら、瀬戸内地方のアートと文化に触れることができます。
参加しやすさ
この活動は、事前の予約や参加費が不要という点からも、多くの人々に参加しやすい形になっています。芸術に興味がある方や、地域づくりに寄与したいと思う方には絶好の機会になります。
アーティストの紹介
五十嵐靖晃氏は、千葉県出身のアーティストで、東京藝術大学大学院を修了し、数々のプロジェクトを手掛けています。海の視点を持つ彼の作品は、自然と人間の関わりを美しく表現することで知られています。彼の代表作には、数回にわたり開催されている「そらあみ」などがあります。
連動企画・物産展
ワークショップに合わせて、瀬戸内国際芸術祭の公式グッズや地域の特産物を集めた物産展も開催されます。先着100名様には特別編集されたタブロイドの配布も予定しており、さらに多くの人々に瀬戸内の魅力を伝えることを目指しています。
地域とのつながり
高松港プロジェクトでは、瀬戸内地域やその文化を発信する場としての役割を果たしつつ、地元の漁業や生活が反映されるような作品作りを展開します。これによって、参加者や訪問者が一体となってこの美しい地域に触れ、その魅力を広めていくことが期待されています。
このワークショップは、アートに興味のある方にとって、新たな視点を得る貴重な経験となることでしょう。ぜひ、皆さんも参加して、共に「そらあみ」を編んで、新しい出会いと感動を体験しましょう!