乳がん当事者の「想い」を形にした入浴着「bath cami」
京都発の新しいブランド「lolo(ロロ)」が提案する入浴着「bath cami(バスキャミ)」が、京都市のふるさと納税返礼品として正式に採用されました。この製品は、乳がんを経験した方々の生活の質(QOL)を向上させることを目的に開発されたもので、病気を経験しても温泉や銭湯を楽しみたいという願いから生まれました。
誰もが楽しめる入浴文化の創造
乳がんを経験した多くの方が、胸元の傷痕や周囲の視線から温泉や銭湯に行くことを避けがちです。そんな状況を打破するために、入浴着「bath cami」は、他の人の視線を気にせず、安心して入浴できるようデザインされました。.
この入浴着が広がることで、新しい形の入浴文化が芽生えることを期待しています。
「あったらいいな」が、実現可能に
「bath cami」の開発には、ブランドのディレクターが乳がんを経験したことが深く関わっています。彼女自身が「着たい」と感じるものがなかったことから、入浴着の必要性を感じ始め、数名の乳がん経験者とも協力しながら、機能面での改良に取り組みました。フィット感や脱ぎ着のしやすさ、水切れの良さといったポイントは、実際の経験者ならではの視点で追求されています。デザインも医療用として目立たないだけでなく、年齢問わず楽しめるように工夫されています。
京都市のふるさと納税返礼品へ
2026年6月からは、京都市のふるさと納税の返礼品として「bath cami」が各サイトに掲載されています。地元の技術を絡めた製品がふるさと納税を通じて全国に広がるのは、大きな意味を持つと思います。この取り組みによって、乳がん経験者やその家族に対しても新たな知識として「入浴着」の存在が広がっていくことでしょう。
返礼品の詳細
- - 返礼品名: bath cami(バスキャミ)
- - 寄付金額: 20,000円
- - カラー: グレー
- - サイズ: フリーサイズ(バスト72〜94cm)
- - 素材: ポリエステル100%
- - 製造国: 日本
また、入浴着の利用可否は温浴施設によって異なりますので、利用される前には各施設に問い合わせることをお勧めします。
地域課題解決プロジェクトの取り組み
loloは商品の販売にとどまらず、京都市上京区役所や同志社大学政策学部と連携した「地域課題解決プロジェクト」にも取り組んでいます。このプロジェクトは、入浴着の認知度を高め、入浴環境の整備を目指しています。入浴着を摂る人とそうでない人が共に自然に受け入れられる新しい入浴文化の創出へ向けて、普及活動を進めています。
ブランドディレクターの思い
乳がんを経験したブランドディレクターは、「以前のように気軽に温泉や銭湯に行けなくなった」ことが、どれほど悲しいことかを語ります。それでも、かつて愛していたお風呂の時間を諦めたくはない。だからこそ、彼女は気分を上げるアイテムを求め、「lolo」を立ち上げました。そして、今回のふるさと納税への採用は、入浴着を必要とする人々に届ける第一歩となることを願ってやみません。
lolo(ロロ)とは
loloは、乳がん当事者の声を基に、京都で生まれたブランドです。「ケアのある毎日に、デザインの力で新しい選択肢を届ける」ことをテーマに、入浴着やバスアイテムの企画・販売を行っています。