セミナーの概要
2024年12月7日、筑波大学附属小学校の由井薗健先生が主催する「見方・考え方を働かせる社会科授業」のセミナーがオンラインで開催されます。このセミナーは、社会科の授業設計において、「見方・考え方」を活用する視点を深めることを目的としています。
現場の声
小学校の現場では、担任教員が多くの教科を教えることが求められています。最近の文部科学省の調査によれば、社会科を担任が教える学校が多いことが明らかになりました。しかし、専任講師を置く学校は限られており、5・6年生でさえ23%にとどまっています。さらに、学研総合研究所の調査では、「社会科が好き」と回答した子はわずか3.1%。これは教員からの「教えるのが難しい」という声とリンクしており、多くの教員がより良い授業実践を求めている現状が浮き彫りになっています。
「見方・考え方」とは
小学校における社会科では、「見方・考え方」を基にした授業作りが最近より重要視されています。学習指導要領では、各教科の特性に応じた視点や考え方が求められています。具体的には、位置や空間の広がり、時期や時間の経過、事象や人々の相互関係、比較・分類、統合、関連づけの4つの視点が社会科には存在し、これらを活用することで、生徒が主体的かつ対話を重視した深い学びを実現できます。
実践的な授業例の紹介
本セミナーでは、由井薗先生が自身の授業実践を通じて具体的な教材の使い方や授業作りのサンプルを紹介します。由井薗先生が開発した教材は、社会問題に対して実際に考える機会を生徒に与え、興味を引き出すよう工夫されています。特に、教材の中に見られる問題を解決する過程で、生徒たちがどのように「見方・考え方」を発揮するのかを通して、彼らが何を学び取るのかを理解するヒントが得られます。
セミナー日程と参加方法
- - 日時: 2024年12月7日(土)10:00~12:00
- - 開催形式: オンライン
- - 定員: 50名
- - 対象: 主に小中学校教員、教育関係者
- - お申込み: こちらから
プログラム
- - 9:50 - 受付開始
- - 10:00 - オープニング
- - 10:05 - 由井薗先生による講義 (ブレイクアウトルームでのディスカッションあり)
- - 11:45 - 質疑応答
- - 12:00 - クロージング
参加者は顔出しの必要があるため、その点をご了承ください。
講師について
由井薗健先生は筑波大学附属小学校に在籍し、全国的に注目される社会科授業を行っています。社会問題に関する教材の開発や、子どもたちの声を活かした授業の構造化など、専門性の高い実績があります。また、NHK for schoolの「社会にドキリ」でも監修を務めています。
教員研修プラットフォーム「授業てらす」
株式会社NIJINが運営する「授業てらす」は、全国の教育者に支持されるオンライン研修プラットフォームです。子ども主体の授業を展開するためのメソッドを提供し、会員の96%が授業力向上を実感しています。
株式会社NIJINについて
株式会社NIJINは、日本の教育課題を解決することを使命とした教育事業会社です。代表の星野達郎は元小学校教師で、多様な教育問題を解決するために多くの事業を展開しています。NIJINの公式サイトで詳細を確認できます。