コーク・インダストリーズがクラウド移行を加速する新たなソリューションを導入

コーク・インダストリーズ社が新たなクラウドセキュリティソリューションを導入



米カリフォルニア州サンノゼに本社を置くパロアルトネットワークスと、同じくカリフォルニア州のアルキラが、コーク・インダストリーズ社と提携し、ネットワーク・クラウド・トランスフォメーションを強化する新たな取り組みを発表しました。これは、企業インフラを安全かつ効率的にクラウドへと拡大することを目的としたものであり、特にコーク・インダストリーズの全国規模のビジネスにおいて、迅速な対応を可能にすることが期待されています。

コーク・インダストリーズ社は、解決が求められていた複雑なネットワークインフラの俊敏性を向上させるため、アルキラのCloud Services Exchange(CSX)とパロアルトネットワークスのVM-Series仮想ファイアウォールを組み合わせたハイブリッドソリューションを導入しました。この統合により、安全性を確保しつつ、マルチクラウド環境におけるネットワーク拡張が格段に容易になります。

ネットワークセキュリティの新たな時代へ



コーク・インダストリーズの最高技術責任者Matt Hoag氏は、アルキラとパロアルトネットワークスのソリューションにより、「エンドツーエンドのオンデマンド・セキュリティが実現した」と語ります。この統合されたアプローチにより、ネットワーク設定の手間が大幅に軽減され、企業側はクラウド環境の変化を短時間で実現できるようになります。

新しいソリューションによって、コーク・インダストリーズ社は700以上の拠点で数十万個のデバイスを管理する能力を持ち、数分から数時間で必要なプロビジョニングを完了します。これにより、全ての従業員が強固なネットワークセキュリティを享受できる環境が整いました。

自律性と迅速な適応



ここで重要なのは、コーク・インダストリーズ社がこの新しいインフラを自ら管理できるという点です。マイクロセグメンテーションや自動スケーリング機能によって、複雑な設定や運用をスムーズに行えるようになり、IT部門の負担軽減も期待されます。

この技術的な進展により、コーク・インダストリーズ社はクラウド、ネットワーク、セキュリティに関するリソースを再配置し、市場のニーズに対して即座に応える柔軟性を得ることができました。

提携による相乗効果



パロアルトネットワークスとアルキラの共同取り組みは、デジタルトランスフォーメーションの流れにおいて重要かつ意義深いものです。パロアルトネットワークスのシニア・バイス・プレジデントであるMuninder Singh Sambi氏は、これによりコーク・インダストリーズ社がセキュリティの統一と規制コンプライアンスを維持しつつ、クラウドのフットプリントを安全に拡張できることを強調しています。

また、アルキラのCEOであるAtif Khan氏も、クラウドアプリケーションのワークロードに対してVM-Seriesのライフサイクルを完全に管理できるとし、その利便性と効率性を強調しています。

未来を見据えて



今回のコーク・インダストリーズ社による新たなネットワーク・クラウド・トランスフォメーションは、単なる技術導入にとどまらず、ビジネスモデルの変革や企業文化への影響を考慮した未来志向のアプローチと言えるでしょう。今後、この取り組みがどのように企業全体に波及し、更なる成長へとつながるのか、大いに注目されます。

会社情報

会社名
Alkira, Inc.
住所
2001 Gateway Place, Suite 610W, San Jose, California 95110, USA
電話番号

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