LINK-USの支援決定
2024-04-01 12:02:16
株式会社LINK-US、超音波金属接合技術への資金支援を決定
株式会社LINK-USとその革新的な技術
株式会社LINK-USは、神奈川県横浜市に本社を構える企業で、2014年に設立されました。代表取締役の光行潤氏の指導のもと、同社は超音波技術を駆使した金属接合装置の研究開発を行い、国内外の大手メーカーへ供給しています。特筆すべきは、同社の金属接合方式が従来のレーザー溶接とは異なり、金属を融解することなく接合が可能である点です。これにより、接合の安定性や安全性が大幅に向上しています。
成長戦略と国際展開
LINK-USは今後、更なる成長を目指しており、特に海外市場における営業体制と財務基盤の強化に注力しています。これにより、蓄電池メーカーや完成車メーカー、電気機器関連の部品メーカーへの販路拡大を図る計画です。信頼性の高い超音波接合技術は、今後ますます需要が高まる分野であるため、注目が集まっています。
JICNによる資金支援の詳細
今回、脱炭素化支援機構(JICN)はLINK-USに対し、3億円の資金供給を決定しました。この支援は、温室効果ガス削減を目指したものであり、LINK-USの技術がエネルギー消費の削減に寄与することが期待されています。特に、超音波接合装置は、従来のレーザー溶接に必要なエネルギーを大幅にカットでき、GHG排出の削減に貢献する可能性があります。
環境に優しい技術の利点
また、LINK-USが実現した金属接合のメカニズムは、従来工法に比べて多くの利点を持っています。接合時に生じる廃棄物を削減でき、安全性を高めると同時に、材料の特性が変わらないため、接合部の信頼性も向上します。特に、電気自動車の普及に伴う蓄電池市場の成長に応じた技術提供は、今後の自動車製造業において重要な役割を果たすでしょう。
未来展望と持続可能な社会
脱炭素化支援機構は、今後も多くのステークホルダーと連携しながら、持続可能な未来に向けたさまざまな取り組みを支援していきます。LINK-USの技術が持つ可能性は、単なる事業の拡大ではなく、製造業全体の環境負荷を軽減し、持続可能な社会の実現に寄与する大きなステップであるといえます。
この支援を受けたLINK-USは今後、さらなる技術革新を進め、国内外での信頼性と認知度向上に努めていくことが期待されています。企業の成長と共に、環境への負担を軽減する社会的意義も大きい取り組みが続いていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社脱炭素化支援機構
- 住所
- 東京都港区虎ノ門1-21-19 東急虎ノ門ビル7階
- 電話番号
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