難聴と認知症予防をテーマにした市民講座
2025年12月13日(土)、大阪府堺市にて興味深い市民講座が開催される。この講座では、「聴こえと認知症の耳よりなおはなし」と題し、加齢によって進行する難聴と認知症に関する重要な知識を提供する。
難聴と認知症の関係性
加齢性難聴は、多くの高齢者が経験する現象であり、年を重ねるごとに音を捉える能力が衰える。特に、日常会話での言葉が聴き取れにくくなることは、生活に大きな影響を与えかねない。本講座では、聴力の低下がどのように認知機能に影響を及ぼすかを解説し、難聴と認知症の深いつながりについて考察する。
講演内容の詳細
本講座では3つの講演が行われる。
1.
きこえの仕組みから考える難聴治療と認知症予防
講師:近畿大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学講師 佐藤 満雄 先生
聴こえのメカニズムを理解し、難聴の治療法がどのように認知症予防に寄与するかを説明する。
2.
これからの難聴治療:人工内耳という選択
講師:近畿大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学教授 山中 敏彰 先生
人工内耳をはじめとする新しい治療法について、その効果や選択肢を詳しく紹介する。
3.
人工内耳のきこえとリハビリテーションについて
講師:近畿大学病院リハビリテーション部 國頭 梨奈 先生
補聴器では効果が薄い方々へ向けた、人工内耳のリハビリテーションについて解説する。
また、講演の後には質疑応答や個別相談も用意されており、参加者は直接専門家に質問することができる。この機会を利用して、聴こえに関する不安や疑問を解消することができるだろう。
開催日時と会場
講座は、2025年12月13日(土)に行われる。講演は13時30分から15時30分までで、受付は13時から始まる。会場は国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)の中研修室で、泉北高速鉄道「泉ケ丘」駅から徒歩約3分の場所に位置している。
参加費用と申し込み
参加は無料だが、事前予約が必要で、定員は先着100名様となっている。申し込みはQRコードから行えるが、締切は12月11日(木)まで。興味がある方は早めに申し込みを済ませておこう。
終わりに
この市民講座は、難聴に関する理解を深め、同時に認知症予防への意識を高める貴重な機会である。耳に関する悩みを持つ方や知識を身につけたい方は、ぜひ参加を検討してみてほしい。大切な聴こえの健康を守るための一歩を踏み出そう!