サバゲーにおける滑り止め活用実態と課題とは？

近年、サバイバルゲーム（通称サバゲー）の人気が高まっています。プレイヤーたちはプロフェッショナルな装備を用意し、戦略を練って戦う楽しみを味わっています。しかし、その一方で、誰もが直面する共通の課題が存在します。それは「滑り止め」です。

株式会社MEMOCOが、サバゲー経験者121名を対象に「サバゲーにおける滑り止めに関する意識調査」を実施しました。本記事では、その調査結果を基に、サバゲー中の滑り止めの現状と抱える課題を詳しく探っていきます。

調査概要と参加者のプロフィール

調査は2024年11月13日から12月10日間、インターネットを通じて行われました。参加者は121人で、内訳は男性が87人、女性が34人。年齢層は20代から60代以上まで広がっており、特に30代と40代の回答者が多くを占めています。

- 20代: 約16%
- 30代: 約42%
- 40代: 約34%
- 50代: 約6%
- 60代以上: 約2％

このように、主に30〜40代の男性が多く参加し、サバゲーの実態を反映した結果となりました。

手汗と滑りに関する悩み

サバゲープレイ中の「手汗」や「滑り」に関する課題について質問したところ、なんと79%の人が何らかの悩みを持っていると回答しました。特に、グリップ力を向上させたいと感じたことがあると答えたのは82%に上ります。

さらに、実際にグリップ力を高めるための対策を採ったことがあると答えた方は約89%に達しました。ここで、多くの人が取り入れている対策の内訳は以下の通りです。

- 滑り止めグローブなど: 約74％
- 粉状の滑り止め: 約16％
- 液体系の滑り止め: 約6％
- 滑り止めテープやステッカー: 約4％

滑り止めの満足度

サバゲーにおける滑り止めの使用感についても調査したところ、約35%の人が「大変満足」と回答した一方で、約68%の人は何らかの課題を感じていることが明らかになりました。

- どちらかといえば満足: 約48%
- どちらかといえば不満: 約12%
- 不満: 約8%

満足していない理由として、以下のような回答がありました。

- 指先の感覚が鈍くなる
- 脱着が簡単だが、荷物が増える
- 暑いときには邪魔に感じる
- 一時しのぎで効果が薄い
- ベタつきや臭いが気になる

なかには、「完全に手汗をふき取れない」といった意見もあり、使い続けることでの不便さが強調されました。

サバゲーの未来へ向けて

サバゲーは俊敏な動きと的確な操作を要するスポーツであり、手の滑りが不安要素となります。従来の滑り止め製品は手の蒸れや感覚の鈍化、装備品の手入れが大変になるなど多くの問題を抱えています。

調査から分かるのは、サバゲー経験者の多くが「滑りにくさ」を求めつつも、手の感覚を妨げない快適さも重要視しているということです。サバゲー界での滑り止め技術の進化が期待されます。今後、新たな滑り止め製品が開発され、プレイヤーたちのさらなる快適なプレイが実現されることを願っています。