ウルシステムズ、三井物産の森林J-クレジットをデジタル化し新たな時代へ
ウルシステムズが実現する森林J-クレジットのデジタル管理
ウルシステムズ株式会社(東京都中央区)が、三井物産株式会社(東京都千代田区)の森林J-クレジット創出・管理業務の支援システム「J-Green Registry」を開発しました。これは、温室効果ガスの排出削減量や吸収量を国が認証する制度である「J-クレジット」をより効率的に管理するためのものです。
J-クレジットの意義と利用方法
J-クレジットは、企業や団体が温室効果ガスの削減や吸収活動を行う際に、正当に評価される仕組みです。これにより、企業は温対法や省エネ法の報告、経団連カーボンニュートラル行動計画の達成を推進できます。三井物産は、社有林を活用し、自治体や森林所有者との共同プロジェクトをスタートさせ、J-クレジットの創出を通じて持続可能な社会を目指しています。
J-Green Registryの機能と革新性
開発された「J-Green Registry」は、J-クレジットの申請に必要な情報を管理するための包括的なサポートを提供します。具体的には、森林が区切られた小班ごとに、面積や樹種、保全状況を整理し、申請に必要なレポートを自動生成します。また、最新のデジタル技術を駆使し、「Google Earth Engine」を使った衛星画像の取得と、独自開発の画像解析手法によって巡視業務を効率化しています。
プロジェクト進行における協力
ウルシステムズは、初期段階からプロジェクトに関与し、現場のニーズをつかんで適切なシステムを構築しました。三井物産のエネルギーソリューション本部の前田拓也氏は、ウルシステムズの努力を評価し、「長期間にわたる事業において、世代交代があっても安定した運営が可能になる仕組みが築けた」と語っています。また、デジタル総合戦略部の下出琢人氏は、「プロジェクトの進行における柔軟な対応とライブコーディングによる要望の具体化を高く評価しています」と述べました。
ウルシステムズの継続的な取り組み
ウルシステムズは、創業当初から社会課題解決に向けてビジネスやテクノロジーのノウハウを活かしてきました。三井物産と共同で推進している森林J-クレジットの取り組みは、脱炭素社会に向けた非常に重要な一歩と位置付けており、今後も持続可能な社会の実現に貢献していくとしています。
ウルシステムズの取り組みは、多くの企業と地域社会にとってのインスピレーションとなるでしょう。今後の彼らの活動にも注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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ウルシステムズ株式会社
- 住所
- 東京都中央区晴海一丁目8番10号晴海アイランドトリトンスクエアオフィスタワーX棟14階
- 電話番号
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03-6220-1400