ユナイテッドアローズが動画を活用したECサイトの新機能を発表
ユナイテッドアローズが運営する公式通販サイトでは、EC商品ページにおいて動画の活用を開始しました。この取り組みは、ユーザーに対して一層の価値あるショッピング体験を提供することを目的としています。
この新機能の導入により、商品詳細ページに動画がサムネイルとして表示されます。これは、株式会社visumoが提供するビジュアルマーケティングプラットフォームのサポートによるもので、API連携により商品に関連するイメージ動画を簡単にアップロードできる仕組みが整えられました。これにより、商品を着用している様子を視覚的に伝えることが可能になります。
動画が持つ情報量の豊かさ
動画はテキストや静止画に比べ、情報量が5000倍とも言われています。特に、商品の生地の質感や機能性を動きで表現することができるため、静止画だけでは伝わりにくいディテールを顧客に届けることができます。さらに、顧客がクリックして再生できる形式を採用することで、再生後の詳細なデータ分析も可能になるというメリットがあります。
ユナイテッドアローズの担当者は、「オンラインでの購入において、商品の実際の見た目や質感をお伝えするために動画を導入することを決めた」と語ります。彼らは日々、分かりやすい商品ページの作成に努めており、この新機能によって店舗同様の体験をオンラインでも実現できると期待しています。
visumoについて
visumoは、スマートフォンの普及やネットワークインフラの進化に伴い、ビジュアルコンテンツの価値を最大限に引き出すために開発されたプラットフォームです。すでに800社以上が導入しており、顧客のCX向上に寄与することが目的とされています。具体的には、インスタグラムのUGCを活用する機能や、動画接客機能など多彩な機能を搭載しています。
企業は、従来の「読む」だけでなく、無意識に「見る」ことで生産性や顧客体験を向上させることを目指しています。今回はその一環として、動画コマースを推進する機能が加わりました。
今後の展開
今後、ユナイテッドアローズでは動画の設置ページ数やアイテム数を増やしていく計画です。これによりさらなるオンラインショッピング体験の向上を図るでしょう。消費者にとって、商品の魅力を伝えるツールとしての動画は今後ますます重要な役割を果たすはずです。
ユナイテッドアローズとvisumoのコラボレーションが、どのように消費者の視覚的体験を変容させていくのか、業界の注目が集まっています。