オラクルが新たに発表した生成AI RAGエージェントの実力とは
オラクルが提供する新しい生成AI RAGエージェント
2024年9月11日、アメリカ・ネバダ州ラスベガスで開催されたOracle CloudWorldにおいて、オラクルは生成AIに特化した「OCI Generative AI Agents」を発表しました。この新機能は、業務の課題解決をサポートし、AIの導入をよりスムーズに行えるよう支援するとしています。
RAGエージェントの概要
オラクルの新たな製品である「RAG Agent」は、検索拡張生成(RAG)機能を搭載し、お客様が手動で行っていたプロセスを自動化します。これにより、エージェントの計画や検索、再ランク付け、生成、そして統合などの作業を簡素化でき、利用開始までの時間を大幅に短縮します。この機能は特に、研究開発にかかる手間を軽減することを目指しています。
ビジネスでの活用
Oracleの新たなサービスを利用することにより、企業はエンタープライズデータに対してより迅速に類似性クエリを実行することが可能になります。具体的には、OCI上の「Oracle Database 23ai」との連携により、自社のデータを活用してフルマネージドのRAGサービスを利用することができます。こうした環境は、データを別のデータベースに移動させることなく、迅速な分析や意思決定を可能にします。
さまざまなユースケース
オラクルの「OCI GenAI Agents」は多岐にわたるユースケースに対応しています。たとえば、コールセンターのオペレーターが、より多くの問い合わせを迅速かつ正確に処理するための支援が可能です。また、法務調査においても、AIを使用して情報を迅速に検索できるようサポートします。さらに、財務部門では、顧客の購買履歴を自然言語で質問することで、収益インテリジェンスを高めることができます。
AIのさらなる革新
オラクルは、生成AIをはじめとした様々なソリューションを展開しています。たとえば、「OCI Generative AI」は文章作成支援やデータ分析機能を提供し、ユーザーは効果的に情報を処理できます。また、OCI Data ScienceやOCI Languageなどの分野までカバーしており、開発者やビジネスユーザーの利便性を高めています。
結論
オラクルの新しい生成AI RAGエージェントは、業務効率化を図る新たなツールとして期待されています。競争の激しいビジネス環境において、これらの機能を活用すれば、企業のデータ活用戦略が大きく進展することが期待されます。これからのアップデートや機能強化に注目が集まる中、オラクルの技術がどのように業界に影響を与えるのか、益々興味深くなります。
会社情報
- 会社名
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日本オラクル株式会社
- 住所
- 東京都港区北青山2-5-8オラクル青山センター
- 電話番号
-
03-6834-6666