Datadog、初の西日本拠点を大阪に設立し事業拡大を加速
Datadog、大阪に新拠点を開設
東京を本拠地とするDatadog, Inc.が、新たに大阪に事業拠点を設けることを発表しました。これは、西日本での営業活動やカスタマーサポートを強化するための重要な一手です。Datadogは日本に進出した2018年以降、順調な成長を続けており、現在では約2,000社の企業へ製品を提供しています。
ビジネス環境に合わせた対応強化
大阪の拠点開設は、同社にとって東京以外の初めての事業所設立となり、西日本エリアのビジネスニーズに応えるためです。西日本は日本国内の重要な経済圏であり、2024年度にはソフトウェアへの投資が前年比20.1%の成長が見込まれています。特に、大阪万博を控えた関西圏や、九州の半導体関連産業の成長、名古屋や広島の自動車産業の進展といった活動が期待されています。
この背景には、日本のビジネスシーンの変化があり、Datadogは顧客のニーズに寄り添ったサービスを提供することで、さらなる成長を目指しています。新たな拠点により、業種や企業規模を問わない多様なニーズに応える柔軟な対応が可能になります。
カスタマーサポートの充実
新しく設立された拠点では、カスタマーサポートの体制も強化される予定です。特に日本市場に特化したフィードバックを元に製品開発を進めることで、顧客が直面する課題の解決にも貢献していくという方針です。また、昨年には新たなミッドマーケット担当営業組織を設置し、日本法人全体の組織を拡充しています。これにより、より多くの顧客に対する支援が期待されています。
データセンターの開設と技術向上
2023年には、新しい日本法人本社の開所に加え、国内データセンターの開設も行います。これにより、顧客がプライバシーやセキュリティに関する規制を遵守できるようにサポートしていく方針です。さらに、日本語でのスキル認定プログラムの提供など、パートナー企業や顧客の技術向上を目指した施策を推進しています。
リーダーの声明
Datadog Japanの社長である正井拓己氏は、今回の大阪拠点設立について次のようにコメントしています。「西日本エリアは日本経済の成長を牽引する重要な地域であり、大阪の新拠点を通じて、さまざまな業種の企業様により良いサポートをお届けできることを大変嬉しく思います。」
Datadogとは
Datadogは、クラウドアプリケーション向けのオブザーバビリティとセキュリティの統合プラットフォームを提供しており、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援する役割を果たしています。その特長として、インフラストラクチャーのモニタリング、アプリケーションのパフォーマンス管理、ログの管理などを一元化し、リアルタイムでの情報分析を可能にしています。これにより、ユーザーの行動分析やビジネス指標の追跡が容易となり、開発効率を高める役割を果たしています。今後も市場拡大を目指して、Datadogは日本市場におけるオブザーバビリティの普及を引き続き進めていきます。
会社情報
- 会社名
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Datadog Japan合同会社
- 住所
- 東京都千代田区丸の内2丁目7−2JPタワー 19F
- 電話番号
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