医療DXを加速する連携:医学通信社、ソラストへ7種類の書籍データベース提供開始
医療情報サービスを提供する医学通信社は、医療機関向けアプリケーションを提供するソラスト社に対して、7種類の書籍データベースの提供を開始したと発表しました。この連携は、医療機関における業務効率化と、医療情報システムの高度化(DX)を促進する上で重要な一歩となるでしょう。
提供されるデータベースは、医療現場で必要とされる幅広い情報を網羅しています。具体的には、以下の7種類です。
診療点数早見表 2024年度版: 全国多数の医療機関で利用されている、医科・診療報酬点数表を収録。
最新 検査・画像診断事典 2024-25年版: 検査・画像診断に関する最新の知見を網羅。日本臨床検査医学会所属医師による検証済み。
手術術式の完全解説 2024-25年版: 外科系学会社会保険委員会連合(外保連)所属医師による検証を経て、手術手技と適応疾患を詳細に解説。
臨床手技の完全解説 2024-25年版: 臨床現場で必要となる様々な手技を網羅。日本臨床検査医学会所属医師による検証済み。
標準・傷病名事典 ver.4.0: 全診療科対応の3400病名を網羅した、2024年刊行の最新版。
最新・医療用語 4200: 医療現場で頻繁に使用される4200の用語を収録。
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臨床・カルテ・レセプト略語 28000: 臨床現場で用いられる略語を28000個網羅。
これらのデータベースは、ソラスト社のアプリケーションと連携することで、医療従事者の業務効率を大幅に向上させます。ソラスト社からは、データベース導入によって「1時間ほど要していた確認作業が5分程度で解決できるようになった」との声が上がっており、その効果は既に実証されています。
医学通信社は、長年にわたって国保連合会や支払基金などへのデータベース提供実績があり、近年では大手電子カルテメーカーやレセプト点検システム会社などへの提供も拡大しています。今回のソラスト社への提供開始は、その取り組みの一環であり、医療機関におけるDX推進に大きく貢献するものと期待されます。
医学通信社は、今後も医療IT化・DX化を推進するため、更なるデータベース提供の拡大を目指していくとしています。医療機関や関連企業にとって、医学通信社のデータベースは、業務効率化と情報アクセス向上のための強力なツールとなるでしょう。興味のある企業や団体は、医学通信社へ直接問い合わせて情報を求めることが可能です。
本件に関する詳細は、ソラスト社のホームページ(https://www.solasto.co.jp/news/solabell/)で確認できます。