新たな医療アプリ登場
2022-02-24 20:00:01
ブルーブックスとミタカトレードが提携!医療アプリで検査結果のデジタル化を推進
新アプリ『depota(デポタ)』の登場
沖縄県において、新たな医療アプリ『depota(デポタ)』が誕生しました。これは、ブルーブックスとミタカトレードが業務提携したことにより実現したもので、ワクチン接種履歴やPCR検査結果を簡単に管理できるアプリです。ユーザーは自身の陰性証明を持ち歩くことができ、地域経済の活性化にも寄与します。
業務提携の背景
2021年12月、デジタル庁から新型コロナウイルスワクチン接種証明書アプリがリリースされ、スマートフォン上での証明書の申請や交付が可能になりました。これにより、ワクチン接種証明のデジタル化は進みましたが、PCR検査結果のデジタル化は依然として課題が残っていました。特に、民間企業が検査を行う場合、その結果に関する情報伝達が整備されきれていないのが現状です。
ミタカトレードが運営する『沖縄PCR検査センター』では、Webサイトを通じた検査予約や結果通知などサービスを提供していましたが、さらに合理的で正確な情報提供が求められていました。一方、ブルーブックスは那覇市医師会との連携で、医療情報を安全に共有するシステム「LHR」を開発。このシステムを基にした『depota』は順調に県民に利用されています。
提携による効果
業務提携が実現したことで、沖縄PCR検査センターでの検査結果通知プロセスが効率化されるだけでなく、『depota』の普及も加速します。利用者にとっては利便性向上が期待される中、沖縄県の経済活性化にもつながるという視点も大切にしています。また、この仕組みを観光客にも広めて行くことを目指しています。
利用方法
提携後のPCR検査結果通知の流れは以下の通りです:
1. 『depota』アプリをダウンロード。
2. 本人確認を行う。
3. アプリから検査予約を行う。
4. 指定の店舗で検体を採取。
5. 検査結果がアプリ上に表示される。
従来は陰性結果の通知に不具合がありましたが、今後はアプリを通じて迅速な結果通知が可能になります。
陽性結果が出た場合
万が一、PCR検査で陽性となった場合は、提携医療機関から速やかに連絡がきます。医師による診察が行われ、新型コロナウイルス感染者管理システム「HER-SYS」を通じ、必要な医療支援が受けられます。
depotaの機能
『depota』は医療現場から生まれたアプリで、地域医師会と連携して開発されています。ワクチン接種情報やPCR検査結果は厳格な医療情報管理ルールに基づいて扱われ、国のガイドラインも遵守されているため安心です。
さらに、デジタル庁のワクチンパスポートや海外のワクチンパスポートも読み込むことができる機能もあります。このため、飲食店や観光施設においても幅広く利用されることが期待されています。
企業の背景
ブルーブックスは2011年に東京から沖縄に本社を移転し、その後医療情報共有システム「LHR」を開発。その技術を駆使した『depota』は、医療機関間での情報のスムーズな流通が求められる中、特に県民にとって大変便利な存在となっています。ミタカトレードも独自の検査センターを展開し、県民が安価で迅速にPCR検査を受けられる体制を整えています。
この『depota』の普及によって、沖縄県の健康維持に寄与しつつ、経済も支える取り組みとして、今後が楽しみです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ブルーブックス
- 住所
- 沖縄県那覇市久茂地2-2-2タイムスビル6階
- 電話番号
-
098-860-1720