大阪・関西万博での学生によるSDGs対策提案イベント
近年、環境問題への注目が高まる中、2025年に開催される大阪・関西万博のサステナドームにて「SDGs Students Dialogue Expo 2025」が開催されました。このイベントは、全国の大学生と海外の大学生が集まり、共同で日本が抱える環境課題を解決するためのアイデアを提案する貴重な機会となりました。
SDGs Students Dialogue Expo 2025とは?
この取り組みでは、日本国内の9つの大学に加え、中国、韓国、インドネシア、フィリピン、タイ、カナダからの学生が参加しました。プログラムは環境省の主催のもと、株式会社With The Worldが運営を担当し、学生たちが環境問題解決に向けたワークショップに取り組みました。
参加学生たちはグループを作りながら、企業から提示された環境課題をもとに解決策のアイデアを考案します。9月4日および5日に行われた最終発表会では、これまでの取り組み成果が披露されました。
国内外の大学生が集結
参加大学と企業
国内の大学は芝浦工業大学、関西学院大学、東洋大学、神戸大学、日本大学、北海道大学、千葉大学、立教大学、立命館大学が名を連ねています。そして、企業としては株式会社アイ・グリッド・ソリューションズやフューチャーアーティザンなど、さまざまな分野から協力が得られました。
解決策創出の過程
各学生グループは、海外の仲間や企業と密接に協力しながら解決策を考案しました。意見交換やディスカッションを重ね、時には企業担当者の助言を受けることで、新たな方向性を見出すことができたと語る学生も多くいました。「『万博らしい、夢のある提案をしよう』という企業からのメッセージが、独自の視点を生むきっかけに」とも。
緊張の最終発表
発表当日は、参加者全員が緊張感を漂わせる中で、自らの解決アイデアを発表しました。発表後には環境省の担当者から建設的なフィードバックを受けるなど、実践的な学びが得られました。学生たちはこの経験を通じて、自らが住む世界の一員として問題に向き合う姿勢が育まれたと感じています。
対面交流で得られた経験
イベントではポスターセッションやパネルディスカッションも行われました。参加学生たちは、企業担当者や来場者と意見を交わし合い、さらなるアイデアのインスピレーションを得ることができました。多様な価値観を持つ人々との交流を通じ、問題解決についての理解がより一層深まりました。
ミッションと提案の一部
参加者たちは、再生可能エネルギーの実現や環境教育のアプローチ、プラスチック問題への取り組みなど、多岐にわたるテーマで提案を行いました。例えば、あるグループは「市民参加型ポイントゲーム」を提案し、環境への意識を高める活動を提案しました。これらのアイデアはいずれも、参加者たちが持続可能な未来を実現するための一助になり得るものでした。
今後の展望
今回のSDGs Students Dialogue Expo 2025は、協働という新たな形を模索する学生たちにとって、非常に貴重な経験でした。この活動を通じて、持続可能な社会を築くためにはどう行動すべきか、またその実現に向けて何を学ぶべきかが考えられています。これからも若者たちが環境問題に積極的に関わり、行動を起こしていくことが期待されています。
株式会社With The Worldは、今後も国際的な教育の場を提供し、学生が持続可能な社会を築く力を育む研究に取り組んでいく予定です。