CData Arcが新たな進化を迎える
2024年8月1日、CData Software Japan合同会社がB2B連携ツール『CData Arc V24.2』を発表しました。このバージョンでは、チームでのフロー作成や管理を円滑にするためのメモ機能など、様々な機能強化が施されています。これにより、より多くの企業がB2B連携を効果的に行えるようになります。
チームコラボレーションの強化
新たに追加されたメモ機能は、フローキャンバス上で情報を記録できる価値あるツールです。従来はフローだけでは成果物の意図や背景をチームメンバーに伝えにくいものでしたが、この機能を用いることで、必要な情報をフロー自身に保存できるようになります。これにより、大規模運用やチーム間のコミュニケーションが円滑になり、属人化を防止する効果が期待されます。
フラットファイルコネクタの強化
さらに、CData Arcのフラットファイルコネクタも大幅にアップグレードされ、特に日本を含むマルチバイト語圏でのファイル連携機能が改善されました。固定長レイアウトや可変長レイアウトのファイルをXMLフォーマットとの間でスムーズに変換できるようになり、日本市場への適合性も高まりました。
SAP Aribaとのシームレスな連携
このバージョンでは、SAP Aribaの調達・購買データとの連携にも新機能が加わりました。CData Arcを使用することで、SAP Aribaからのデータをノーコードでさまざまなバックエンドシステム、例えばSAP ERPやDynamics 365に結びつけることが可能になりました。これにより、企業の調達プロセスがさらに効率化されます。
その他の新機能と改善点
新しい機能はメモ機能だけではありません。ArcScriptオペレーションに新たに`threadSleep`オペレーションが追加され、証明書APIでの日付フォーマットが一貫性のある形に標準化されました。また、XML MapコネクタやSAP IDocコネクタの機能拡張、EDIコネクタのカスタムスキーマと状態リセット機能など、総じてユーザーエクスペリエンスを向上させる多様な改善が行われました。
CData Arcハンズオンセミナーのご案内
CData Arcの新機能に興味がある方を対象に、8月28日にはハンズオンセミナーが開催されます。このセミナーは、CData Arcを初めて触れる方々にもわかりやすく説明されるため、参加することで新しいツールを使いこなす手助けとなるでしょう。詳細は公式サイトで確認できます。
CData Softwareについて
CData Software, Inc.は、多様なSaaS、NoSQLデータソースに標準で接続可能なドライバーとデータ連携技術に特化したリーディングベンダーです。CData製品は、世界中の企業でのデータ統合を促進し、リアルタイム接続を実現しています。また、SalesforceやTIBCOなどの150以上のデータ製品ベンダーにOEMとして採用されています。
CData Arc V24.2の新機能を駆使して、より効果的なB2B連携を実現できるのは、企業にとって大きなチャンスです。この機会を通じて業務効率を高めることを考えてみてはいかがでしょうか。