ももたろうの新体験
2022-04-20 09:00:06

ももたろうを通じてSDGsを学べる新しい物語『えらぶっく』について

未来を選ぶ冒険、ももたろうの物語『えらぶっく』



日本の子どもたちにお馴染みの「ももたろう」が新しい形で登場しました。プロジェクトの名は『えらぶっく』。これは、SDGs(持続可能な開発目標)に関連した教育コンテンツとして、子どもたちが自ら物語を選択しながら学べる体験を提供します。作品は完全無料で、4歳から小学4年生までを対象としています。利用はデバイスを問わず、PCやスマートフォン、タブレットでも楽しめます。

SDGsを楽しく学ぶ新しい方法


『えらぶっく』の特徴の一つは、物語の途中で登場人物の行動を選ぶことができる分岐点です。プレイヤーは二つの選択肢から一つを選び、その結果が物語の展開を左右します。たとえば、物語の冒頭でおじいさんが「山のゴミ拾いをする」を選ぶと、キジが鬼退治に加勢する展開が待っています。一方、「学校に通う」を選ぶと、ももたろうが剣ではなく、工夫を凝らして鬼退治に挑む結果につながります。

このように、選択によって異なる物語が展開され、さらには異なる結末に導かれるという点が、この作品の最大の魅力です。

SDGsメダルでアクションを可視化


また、分岐点にはSDGsに関連した行動が提案されています。選択肢のうち一つを選ぶことで、SDGsメダルを獲得できる仕組みになっており、物語を終えた後にはそれらのメダルについて詳しい情報を確認することが可能です。この体験を通じて、子どもたちは自然とSDGsの重要性に気付くことができるのです。

知識ではなく原体験を届ける意義


『えらぶっく』はSDGsを単に知識として学ぶのではなく、子どもたちが実際に体験を通じてその意味を理解することを目指しています。SDGsについての会話が道徳的になりがちな現状に対し、『えらぶっく』は「未来は自らの手で変えることができる」というメッセージを伝えています。

プロジェクトは教育に携わる専門家のアドバイスも受けながら進められており、道徳的にならず、子どもたちが主体的に考える力を育むコンテンツとなることを目指しています。

企業の背景


このプロジェクトは、I&CO合同会社が手掛けています。2019年に設立された同社は、デザインと技術を融合させた新しいビジネスの創出を目指しています。これまでに、TOYOTAやUniqlo、Amazon Audibleなどのプロジェクトも手がけた実績があります。

渋谷区の代官山に拠点を構えるI&COは、企業のパートナーとして戦略やデザイン、インキュベーションを含む横断的なソリューションを提供し、新たな顧客体験の創造に取り組んでいます。

『えらぶっく』は、未来を担う子どもたちに、自らの選択が未来に与える影響を実感してもらい、より良い社会を築く一助となることを願っています。

会社情報

会社名
I&CO合同会社
住所
東京都渋谷区宇田川町15番1号
電話番号

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